予告犯のレビュー・感想・評価
全319件中、1~20件目を表示
中村義洋監督、いいね!
アマプラ見放題終了間近ということで鑑賞。想像していた内容とは違ったが、予想外に良かった。
「アヒルと鴨のコインロッカー」の中村義洋監督だったのか!
脇役まで豪華キャスト。荒川良々の演技が素晴らしい。回らない寿司。
直感的に、「頑張れるだけ幸せ」ということにピンとくるかどうか
タイトルからは、頭脳的なサスペンスがメインの話のように思われるが、本作の魅力的なテーマの一つは、その根底にある社会問題への問いかけといえるでしょう。
この点については、しっかりと描かれていると〈個人的には〉感じました。
私自身、はっきり言って社会の底辺に近いところで生きています。少なくとも映画を楽しむことができるだけ、自身を不幸だとは思っていませんが。ともあれ、まさにゲイツのような経験もしたし、間違いなく"シンブンシ"寄りの社会的立ち位置にあり、観ていて息が詰まるほど苦しくなりました。
劇中のセリフにもありました、「頑張れるだけ幸せ」ということを、重く感じ取れる人、なんとなくでも直感的にピンときてしまう人は、本作に共鳴できるところはあると思います。それが良いかどうかは別にして。
観客の価値観によって、というか、観る時に自身が置かれている境遇によって、評価が変わってくるように思います。
もう一つ、本作の最大の魅力となるのは、友情を描いたヒューマンドラマの部分です。
これをもってして、犯罪の動機に深く迫っていく展開は非常に面白く、また感動的です。私は泣きました。
社会派テーマとヒューマンドラマ、これは本当に素晴らしいと思います。
しかし、いや、だからこそなのかもしれません、冒頭に書きましたタイトルとサスペンスについて、ここがどうも中途半端になってしまったように感じます。
まず、『予告』が示すこの物語における意味、意義は、クライマックスにおいて単なる犯罪予告ではない行動の真意という意味で最大に有効的ではあるものの、全体を通してサスペンスという部分でみれば、それこそ意味として弱い気がしました。タイトルにしたことで逆に邪魔に感じてしまいました。
また"シンブンシ"に、つまり"新聞紙"を被ることの意味にも、いま一つ魅力を感じません。
社会派テーマとヒューマンドラマ、これらとサスペンスとしての部分とをまとめる構成が、緊密性に欠け中途半端であり、残念に思うところです。
出来過ぎ感もあるが、シンプルで楽しい。
................................................................................................
ネットで弱いものを中傷したり高圧的な奴を、痛い目に合わせる犯人。
新聞紙をかぶっていたが実は4人いて、主人公はその1人の元派遣のプログラマ。
弱い者いじめのような目にあい、半分クビで退職し、ドヤ街みたいな所へ。
そして住み込み労働していたら、仲間が死亡した。
それを何とも思わず死体を埋めさせようとした雇い主を4人で撲殺。
全員で自殺しようとしたが、思い直して上記の世直しを始めたのだった。
しかしみんな主人公の手のひらの上で踊らされていた。
事を成した後、全員で服毒自殺をはかるが、主人公以外のは偽毒で生存。
しかも主人公は自身が全て悪かった風の動画を残しており、3人は無罪に。
そして警察が捜査する中で、死んだ仲間が探していた父が見つかった。
それも主人公の計算どおりで、きっと遺骨は父に引き取られたのだろう。
................................................................................................
劇場で見たのでおもしろかった。
主人公らのチームはみんな犯罪者だがいい奴らで共感もできた。
でも密かに撮っていた動画ってのはちょっと無理があるけどね。
あとどこまで本音か知らんけど、死んだ友の父親を警察に捜させるために
全ての犯行を計画したってのも、ちょっとあり得ないな。
生きている仲間のためになら分からないでもないが、もう死んでるし。。
マンガから映画化された数少ない成功例
人生は綺麗事ではない
なんだこれ
キャストが豪華
内容は思ったよりかなり良い!
社会性のあるセンセーショナルな事件いじりかと思ったら
いや、思いやりの内容かなっと。
それにしてもキャストが豪華すぎる
脇役の
田中圭〔脇役か?〕
窪田正孝
それにー坂口健太郎!!可愛い笑
小松菜奈
メインの四人組もそれぞれにそれぞれのキャラがあってて
すごく良かった。
鈴木亮平は孤狼の血を見た日から
凶悪犯にしか見れなくなってしまったけど
この映画でそれがやっと消えたかも。
たまたま、Netflixで見つけて
みなさんのレビュー見て、観ることにしたんだけど
やはり家観だと
途中で寝てしまってた(^^;;
1番いいところで。。。
そんな退屈な映画ではないんです。
とっても引き込まれた映画なんだけど
巻き戻しして見直せるのが家観のいいところでもある。
脇役はいい。
好みの問題もあると思いますが、主役の生田斗真・追いかける刑事の戸田恵梨香の演技がどうも好きになれない。それに対して脇を固める犯人役の3人(鈴木亮平・濱田岳・荒川良々)は安定の演技力で、そのギャップが最後まで埋められませんでした。
チョイ役まで豪華なメンバーが揃っています。
またこの作品が俳優デビューの福山康平は、フィリピン出身の日系人という難しい役柄を見事に演じ切り、涙を誘います。
最後の予告までに、もう一つ何か大きなイベントが欲しかったかな?
by TRICKSTER10
なにこれ哀しい結末。 ハッピーエンド支持者だけど、必ずしも"イイ人...
なにこれ哀しい結末。
ハッピーエンド支持者だけど、必ずしも"イイ人"がハッピーになれるとは限らない世の中だということを思い知らされる。
困った時に頼れる誰か(自分の場合は両親)がいることのありがたさも身に染みた…。
いい意味で期待外れ
原作未読にて。期待せずになんとなく鑑賞。
体制VS底辺市民の社会派の重苦しい展開かと思いきや、
それほど重く描いてなかった。
復讐を中心にした話でもなかった。
予告の犯行内容も、
G食わしたり、ケツ〇に突っ込んだり、
犯罪は犯罪だが、凶悪事件ではなかった。
議員抹殺も、「社会的に抹殺」だし。
でも、そこが逆に良かった。
バットマンほど富と権力持っていない
ダークヒーローがやれる範囲はこの程度。
ていう現実感が良かった。
それでも今の庶民義賊にはネットという
武器と味方がいて・・・。
の、ネットの声を映画に出そうとすると
なんでこうもダサくなるんでしょう?
ニコ動風のコメントや、画面ポップアップのツイート。
たしか、もっとうまい使い方してる映画あったような
気がするが・・・思い出せない。
映画全体を通すと、魂のこもったセリフや、
頑張って生きることへの賛美、
絶望と戦う人間など、漫画チックな描写が
邪魔でした。
多分この原作作者は底辺市民を分かってないし、
監督はネット民を分かってないんだろうなと思う。
とはいえ、この映画を見るのは底辺市民でも
なければ引きこもりネット民でもないので、
丁寧に描く必要はないのだが。
全319件中、1~20件目を表示