劇場公開日 2016年1月23日

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「IMAX3Dで味わう「視覚」のサスペンス」ザ・ウォーク neonrgさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0IMAX3Dで味わう「視覚」のサスペンス

2016年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

3Dのもっとも効果的な使い方は奥行きを見せることにあると思いますが、
飛んでくる矢のシーンでは思わず目をつぶってしましました。
ヒッチコックの「逃走迷路」(自由の女神のトーチ)
「北北西に進路をとれ」(ビルから見下ろすところ)
「鳥」(ワイヤーの上で主人公が見上げるウミドリ)
を意識して作られたであろうショットが垣間見えます。
主人公の恋人(シャルロット・ルボン)と数学の先生をしている友人
(モデル風のイケメン)との裏切りを暗に示唆しているところもよかったです。
やたらとクーデター(革命)と言わせてみたり、ニクソン大統領をコケにしてみたり、
青臭いテーマが鼻についてしまいましが、ただの綱渡りをここまでスリリングにみせるのはさすがです。

ポッド好きのハイだった仲間が急にストーン状態になり
「警察に捕まるから逃げなきゃ」と土壇場で逃げだしたり、
主人公の師匠に当たるベン・キングスレー演じる伝説の綱渡り師「パパ・ルディ」の本名が
ルディ・”オマンコスキー”だったり。
ゼメキス先生!そっち向きの映画ってことでよろしいですか?
82点。

neonrg