「大切な一本」6才のボクが、大人になるまで。 ヨッシーさんの映画レビュー(感想・評価)
大切な一本
この映画を見ながら私は自分の人生をオーバーラップさせてしまいました。
と言うのも、主人公のメイソンの置かれる境遇と自分の人生が奇しくもすごく重なってしまったからです。まぁ、メイソンのように女の子から好かれることはありませんでしたが、
それでも、母親の女運のなさや、
アーティスト崩れの実の父親。
引越しのたびにリセットされる友人関係、
皿洗いのアルバイト。
そしてメイソン同様に私もそういう境遇だったからか内向的になり
言葉では表現できず創作活動に目覚めていきました。
本当にこの映画が観れたことを嬉しく思います。
そして、そういった個人的な事を一切抜きにしても、この映画の成し遂げた新たなる映像表現の可能性は歴史に残る功績であり、とても素晴らしい作品です。
また、「スクール・オブ・ロック」の監督だけあってロックやポップミュージックの使い方のセンスは抜群です。
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