「是非とも休憩時間を!」6才のボクが、大人になるまで。 bashibaさんの映画レビュー(感想・評価)
是非とも休憩時間を!
このくらいの長尺の映画になると、昔は必ず、休憩が入ったものでした。ビクター・フレミングの「風と共に去りぬ」、デヴィッド・リーンの「アラビアのロレンス」、ベルトルッチの「1900年」、ベルイマンの「ファニーとアレクサンデル」、そして、キューブリックの「2001年 宇宙の旅」は上映時間が2時間20分であるにも拘わらず、きちんと休憩時間がありました。最近、日本映画、外国映画を問わず、無駄に長い映画が多すぎます。
そして、そのほとんどの映画に休憩時間がありません。途中で尿意を催した人にとっては残りの上映時間は苦痛の時間となります。実際、私は今年公開された4時間近い「収容病棟」で一度、中座しました。もう少し、観客のことを考えてほしいものです。
尚、映画についてですが、この監督の映画を観るのは初めてだったのですが、このように時間をかけて役者の成長の記録を丹念に撮っていくのは貴重な手法であると感じました。この監督には、この手法を突き詰めて映画を撮り続けていって欲しいですね。いつか、途方もない傑作を撮るかもしれません。
少し、喋りすぎました。あまり余計な事を書くと、映画ドットコムの上田さんの逆鱗に触れ、また削除されてしまうかもしれませんので、ここらへんで止めておきます。
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