「人生とは、映画とは」6才のボクが、大人になるまで。 えらさんの映画レビュー(感想・評価)
人生とは、映画とは
単純にイーサン・ホーク演じる主人公の実父のキャラクターがとても好きで、「早く彼が出てこないかな」とそれだけで楽しく観られてしまいました。彼が娘と避妊について話すシーンは役者の素の照れが出ててすごく好き。小学校を出るとだんだん陰の感じが濃くなっていき、それにつれて打ち込めるものを見つけていく主人公には若干のシンパシーを感じる…とか言うと痛い感じがするかもしれませんが、ちょっとそういうのもあって、親近感を感じてしまいました。
ラストシーンの主人公とある人物のやりとりを見て「ああ、人生ってそういうものだよな。いや、映画もそういうものだよな。」と勝手に納得。観るだけで人生や映画についてわかったような気になれるお得な一本です。
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