「人生を考えさせてくれる」6才のボクが、大人になるまで。 Wataruさんの映画レビュー(感想・評価)
人生を考えさせてくれる
日本語のタイトル通り、主役の少年が実際に6歳から18歳になるまでの期間、同じキャストで12年間撮り続けたという映画。3時間近い長編だがあっという間に経ってしまった。
日本には「北の国から」がある。家族の物語を長年にわたって撮り続ける手法は同じ。
キャリア志向のあるシングルマザーと姉弟の3人暮らし。離婚した父親は、取り決めに従って定期的に子供達と会う。ミュージシャンの夢を追う、どことなく頼りなげなイーサン・ホークがいい。
時代を映す音楽、ゲーム機、初代iMacなど、実際にその時代に撮っているから当たり前だけどリアリティーがある。
広大な宇宙の、ちっぽけな地球で、一人の人間が過ごす人生はあまりにも短い。でも、一つ一つの人生は、深く、時には素晴らしい。そんなことを感じさせてくれた。
出演した俳優それぞれがどんなことを感じながら12年間この映画に出続けたのか、パンフレットを読んでみて興味深かった。
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