「ユニークな撮影方法。でもまだ自分には早すぎた?」6才のボクが、大人になるまで。 桜さんの映画レビュー(感想・評価)
ユニークな撮影方法。でもまだ自分には早すぎた?
レビューをいくつか読んで、この映画が12年もの歳月を掛けて撮影されたものだと知った。
衝撃。。。
それを知ってると知らないとじゃかなり感想が変わってくるようにも感じる。
ある少年、もっと言えば、ある家族の12年間をポンポンと見ていくという感じで、いつ時代が飛んだかがなかなかわかりづらく、あれ?この子が主人公?とか多少混乱しながらも見応えのある映画だった。
勿論映画なので、フィクションだということは百も承知だが、それでも少年やその周りの人達がそのまま大きくなっていくので、ある種のドキュメンタリーのようにも感じられた。
まさに一般的な人生のように、そんなに大きい出来事もなく、終始ふんわりしつつそのままオチも特になく終わってしまう。
正直言うと、物足りなくも感じられてしまった。
でもそれはまだ自分が20歳という幼さ故なのかもしれない。
「大人向け」と簡単に言ってしまうのもあれだが、やはり年齢が上の人ほどグッとくる何かがあるのかな?とレビューをいくつか読んで感じた。
でも反抗期、思春期、恋愛ばかりの高校時代、そして将来に不安を抱えながら、親の元を去っていく。
自分は少し前に体験してきた事だったので、悩みながらも大人になっていく彼らにとても共感出来た。
また「大人」になった時に、もう一度見たい作品だ。
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