「「人が道を選び、道が人を作る。」」イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
「人が道を選び、道が人を作る。」
【賛否両論チェック】
賛:独りで生きるか、家族のいる天国へ旅立つか。究極の選択に迫られる主人公の苦悩と、〝どんな状況でも、決して孤独ではない”という温かなメッセージが、ひしひしと伝わってくる作品。涙腺が弱い人は要注意(笑)。
否:展開そのものは案外単調なので、興味がないと眠くなること請け合い。
時間軸は行ったり来たりしますが、現在のシーンは病院オンリーなので、こんがらがることはなさそうです。愛する家族を失った時、人はどんな決断を下すのか。設定は一見奇想天外ですが、重厚な愛の物語になっています。
ただ、他人の恋愛や家族にあまり興味がない人が観ると、「死にかけた主人公が過去を回想するだけの話」と感じてしまい、正直かなり退屈するかと思います。
“人間はどんな時でも1人ではない”。そんなステキなメッセージの詰まった作品です。是非、愛する方とご覧になって下さい。
コメントする