「自由な作風で」自由が丘で 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
自由な作風で
主演は日本人、舞台と監督と共演は韓国、台詞は主に韓国語と英語…という、韓国映画だが、何とも不思議な作品。
話自体も。
想いを寄せる韓国人女性を追って、ソウルへやって来た日本人青年。
なかなか再会出来ず、ソウルで過ごす中、一匹の犬を助けた事から、カフェの女主人と親しくなり…。
あらすじだけ聞くと、ドラマチックでロマンチックなラブストーリーのように思えるが…、
主人公の日本人青年と韓国で出会った人々との交流を、ほとんど会話劇中心で描かれ、作風も淡々と。
時間軸もバラバラ。と言うのも、主人公が想いを寄せる相手に手紙を送り、その手紙を読んでいるという構成なのだが、送られてきた順には読んでいない。抜け落ちた手紙もあり。
演出も普通のカメラで撮ったような映像も独特、実験的な構成や加瀬亮の全編ほとんど英語など、不思議な味わいでユニークではあるのだが…、
尺は1時間強。何となく見てたら、何となく終わってしまった。
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