ギヴァー 記憶を注ぐ者のレビュー・感想・評価
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理想郷。感情は抑制され、人間は画一化されている。宗教に毒され戦争ば...
理想郷。感情は抑制され、人間は画一化されている。宗教に毒され戦争ばかりしている今の世よりいいかも(笑)
唯一記憶をとどめているギヴァー。なんやその設定、そんな奴いたら揉めるに決まってるやん。まあ、でないと映画にならんからな(笑笑)
受け継ぐもの、レシーバーがどっかを越えたらみんなの記憶が戻る…なんやねん、その謎の設定。意味不明やん。なんか終わりも半端だった。豪華俳優陣が悲しすぎる。
TVO吹替版鑑賞
モノクロ→カラーへ。
争いに繋がる感情や色、気候変動etc・・・色んなものを人から取り上げて、
みんなに同じ価値観を植え付けて平和に過ごしている理想郷の世界でのお話。
主人公ジョナスは記憶をつけ継ぐものに任命され、先代から色んな感情を受け取る。
そしてこんな世界嫌だーっ!・・ってみんなの記憶を取り戻そうとするお話です。
■白黒映像には理由がる
最初、白黒映像が長く続いて、時々カラーになって・・
はて?? これは何か意味があるな。って思ったら・・
やっぱりそういう事だったんですね。
これはこれでベタですが良い演出ですね。
■進撃の巨人と重なった
進撃の巨人では『壁の㊥に理想郷を作り上げ民の記憶を消し去った王』。
この映画も理想郷を作り上げ、過去の習慣や習わし文化を記憶から消して行わない世界。
なんか似てる~って思っちゃった。
■テイラースウィフトを見れただけでも儲けもん
歌手のテイラースウィフトが過去のギヴァー、ローズマリー役で出演。
■知らない方が幸せな世界だった?
レシーヴァー任命されて世界の理や道徳、人類の在り方、色んな事を知ってしまった主人公。
それゆえ今までになかった感情、悩み、苦しみも感じることとなる。
知らなければ幸せだったかも知れない?
いや、それは苦しみや悲しみを知ってからこそ、幸せを感じるのであり
この理想郷の世界の人達は何も感情もないまま生きてきたのだから
幸せということすら理解していなかったでしょう。
赤ちゃんを救ったことは素晴らしい行動でしたが、
それ以外は個人の感情が先走っただけに見えました。
■なぜ、ギヴァー・レシーヴァーという職業が必要なのか謎
知っているのは長老だけ。国民は何も知らずに平和に暮らす。
それでこの国の秩序は保たれていたのに、
何故記憶を受け継ぐギヴァーとレシーヴァーという仕事が必要なのでしょうか?
それがあるから、こういった問題が起きると誰もが容易に考えられるのに。
■突っ込んだら負け
結局この手の映画はツッコミどころ満載になりがち。
感情を抑制しているのなら、なぜ友情が存在しているのか疑問だし、
境界線でたら元通りになるとか雑すぎますよねw
最後にジョナサンが辿り着いた家は何だったのか??
個人的には、なかなか面白かったですが
もう少し深い内容であれば尚良かった気がします。
求める社会について考えてみる そして今
児童文学なんですが、なかなか考えさせる作品です
子供はそれなりの理解しか出来ないので社会主義社会は悪という潜在意識を持つ事になるかもしれませんね
でも大人には人類のたどりつくべき社会について考えるいい機会になります
コミュニティーは社会主義の未来というか、どこかで見た事のある新興宗教がありましたよね
とてもよく似ています
もちろん色という概念まで忘れ去らせる所までの力はありませんでしたが、もっと進んだ思想もありました
コミュニティーでは、自分の子供を育てる事は出来ないが家族の形態は残っていましたが、あの宗教では家族さえ無く子供は全員一緒に育てられていたような
最終的な目標は人生を豊かに生きる事ができる社会じゃないでしょうか
競争はあっても争いの無い世界
飢餓の無い、一定水準の生活が保証された世界
人が感性を自由に発揮できる社会
資本主義、社会主義には良い点、悪い点があるから存在しているけれど
社会主義はヒトに私利私欲があるかぎり理想には到達出来ないだろうと思います
資本主義になびかないように思想統制、情報統制がひかれ、腐敗が蔓延するから規律が厳しくなり、密告制度ができたり、人同士が疑心暗鬼におちいる
そして、プーチンや習近平、金正恩のような独裁者が産まれる
社会主義は貧困から生まれた制度なんだろうけどヒトが成長しない間は手を出すべき制度では無いと思います
この映画は大きな戦争の後の世界で、戦争を起こさないために考えられた社会だったのに、違った考えが復活したので争いが起こりました
今、また違う考えの世界どうしの争いが戦争という形で起こっています
ロシアのウクライナ侵攻はヨーロッパおよび北米軍事同盟であるNATOにウクライナが入る恐れから行ったもので積極的な行動では無いように思えます
しかし、武力を行使した以上弁解の余地はありません
社会主義の大国が人として犯してはならない
殺し合いをしかけてきた事は別の思想を持つ社会との共存は馴れ合いでしか無かったと言う事でしょう
世界はいつ崩壊してもおかしくない
緊張感をもって対処しないと恐ろしい事になります
今のように、二つの世界が均衡を保っているのは良い状態ではなく、一番危険な状態です
映画とはかけ離れてしまいました
歌手のテイラー・スウィフトがギヴァーの娘役で出演しているのは、嬉しいサプライズです
狂人に支配された世界‼️❓
理想郷なんてどこにもない
原作をがんばって映像化した作品
原作はベストセラーだそう。なるほど。。
物語の大枠はSFなんだけど、発想の軸はどちらかというと心理学より。感情や心が人の世界に及ぼす影響をSFの世界観で物語にしている。作者がなにより大事なものと考えていると分かる。
で、酋長だっけ?あれはおそらく「教祖」と採れる。原作者は宗教観をおそらく念頭にしている。なぜかというと「死」の価値観の置き換えを描いているから。解放だっけ?(うろ覚え)必ず宗教は「死」の解釈を定義する。この場合殺人を肯定する定義だったのでポア思い出したわ。。
というわけで、幅広い知識量と思慮深さを持った原作をがんばって映像化した作品ということになる。色の見せ方とか印象的でよかったと思う。でも、ストーリーより世界観がすべてなので映画としては、なんとも言えない。。
記憶と感情、人が人である為に
荒廃した後世界は徹底管理され、差異も犯罪も貧困も無い“理想郷(ユートピア)”に。
そう、ここはお馴染みYA小説映画化の世界。
『ハンガー・ゲーム』『ダイバージェント』など定番だったら、革命児が居て、現体制に反旗を翻して闘うアクション的な作品(+三角関係ラブロマンス)が多いが、本作はSFドラマといった趣向。
全てを司る主席長老から、“レシーヴァー(=記憶を受け継ぐ者)”の大任を言い渡された青年ジョナス。
“ギヴァー(=記憶を注ぐ者)”である一人の老人を訪ねる…。
このユートピアでは誰もが平和に暮らしているが、投薬によって感情も抑圧され、記憶すら持っていない。ただ一人を除いて…。
その一人というのが、ギヴァーの老人。
選ばれたレシーヴァーは、ギヴァーから感情や記憶を受け継ぐ。
感情を知らなかった人が初めて知る、人としての幸せ。
何て素晴らしいものなのだろう。
何故こんなに素晴らしいものを抑圧したのだろう。
美しい自然、世界、人間関係、愛…。
次第に疑問に感じ始める。
また、それまで白黒だったが、ジョナスが感情や記憶を受け継ぐにつれ、カラーになっていくのもユニークな見せ方。
しかしそれは、時には試練にもなる。
人の感情や記憶は幸せだけではない。
痛み、悲しみ、苦しみも伴う。
今を生きる我々でさえそれらに心折れそうになる時あるというのに、未来の感情や記憶を知らぬ青年だったら…?
何故人間が感情を抑圧し記憶も消したのか納得してしまうだろう。
でも、誰かが記憶を注ぎ、誰かが記憶を受け継いでいかなければならない。
一人でも。幸せの記憶だけではなく、痛み、悲しみ、苦しみの記憶も。
人が人である為に。
ドラマタッチだが、中盤辺りから現体制に疑問を抱き始めたジョナスの監視&逃走サスペンスも。
やはりYA小説の映画化作品では『ハンガー・ゲーム』がご贔屓だが、『ダイバージェント』他よりかはテーマ的にも悪くはなく、地味ではあるが、思ってたよりなかなか。
だけど一番の特筆は、この手の作品にメリル・ストリープやジェフ・ブリッジスが出ている事!
文学的でもSFでもない
感情をどうコントロールしていくのか
「あなたの謝罪を受け入れます」、
白黒からカラーへ
白黒映像から始まる。ジョナス(スウェイツ)がギヴァー(ブリッジス)から記憶を伝授されていくうちに、すべてのものに色がついてゆく。白黒からカラーへ変わる様子は『カラー・オブ・ハート』に似ているかもしれない。
未来の理想郷がどうもうそくさいというか、観ていても想像できない。管理されているとはいえ、愛や憎しみといった感情を誰も持たないコミュニティなのだ。そこまでの設定はやりすぎだろう。動物でさえ持ってるのに(笑)
自分と同じくレシーヴァーの後継者になるかもしれない赤ん坊ゲイブを連れて、ジョナスは記憶の境界線へを探す。もはやコミュニティの異端者となった彼は自分が正しいと信じて逃亡を図るのだ。赤ん坊を連れ出す際には幼なじみのフィオナに規則違反をさせたせいで、彼女は解放(処刑)されそうになる。しかし、彼が向かった境界線を越えると人々に記憶が戻り・・・といったストーリー。音楽のない世界はやっぱりきついなぁ・・・
犠牲を伴い得るもの、失うもの、の判断基準は?
ガンカタ抜き
高校の授業で読んだ本
面白かった。この映画が出た当時は、この世界観をどう映像化したのだろうか、と思いながらも、映画館に足を運んでいなかった。
ネットフリックスにて観賞後、よくぞ映像化しました!の一言。
phobeとか原作の登場人物がいないなあとは思いましたが、人間の愛とかポジティブな感情は、憎悪などのネガティブなそれを凌駕するほどのパワーを持つ、という大切なメッセージを頂きました。
あとborder が崩れたあとのパパっちとかrelease の罪悪感に苛まれる日々が気になりました。
SF×ヒューマンドラマ
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