「現役合唱部時代に死ぬほど泣いて観た映画です」くちびるに歌を アボカド夏子さんの映画レビュー(感想・評価)
現役合唱部時代に死ぬほど泣いて観た映画です
高校で合唱部に所属していた時、同期の子と一緒に観に行ってめちゃくちゃ号泣しました。
合唱ってずるいですよね。ストーリーが深い浅いはともかく、あの歌声は胸にくるものがすごくありました。
合唱はひとりひとりの声が重なって、それぞれの表現したい世界や想いが連なって完成するものなので
そこに至る過程の生徒たちや先生の悩みや苦しみもすごく大事なものだと思います。
合唱をしていて、一番大事なのは表現力だと思います。
この映画の重要なキーになっているのはアンジェラ・アキさんの「手紙」という曲で、
実際にNHK学校音楽コンクールの課題曲になった曲です。
いろんな現実に直面して、悩んでいる10代の彼らだからこその表現力で
あんなにも、ひとつひとつの歌詞が心に響くのだと思いました。
最後のコンクールの会場になった長崎市公会堂は立て壊されてしまったので、懐かしい気持ちにもなる作品です。
コメントする