愛を積むひとのレビュー・感想・評価
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クリスマスの朝に
この映画に感動した夫がDVDを買っていて、二人でクリスマスの朝に見ました。
以来、10回以上は見ています。
主演のお二人がとにかく素晴らしい。
お二人でなければもしかしたらつまらない映画だった?かも。
しみじみとそう思います。
人と人がつながることは、本当はそう簡単な事ではありません。
人を許すことも、簡単な事ではない・・・。
ましてや身内や犯罪者ならなおさら。
主演のお二人の、自然でありながら細やかで説得力のある演技に泣かされます。
人生を重ねた50代以上のかたにおすすめな「大人の映画」です。
北海道ならではの、規格外の美しい自然にも、癒されます。
何で題名を変えたんだろう? 『石を積むひと』の方が余韻があっていい...
佐藤浩市が定年後の夫に・・
「愛を積むひと」を観て・・
愛ある幸せ
でも、こんな夫婦はいない。
良質な日本映画を観た、という感じである。
実際に北海道ロケを行ったのかどうか定かではないが、風景が効いている。広いところにぽつんと家が建っている風情は、なんとも言えずよかった。
その小林家にはテレビはなく、音楽もレコードで聴いている。
昔のようにLPレコードが並べられていて、そのなかから今日の音楽をチョイスする。
東京での生活はなんともせせこましい様子だったようだが、この北海道の暮らしは、夫婦にとって、本当に良かったみたいである。
ふたりの価値観が、レコードのことといい、この北海道の暮らしのことといい、ぴったりと合っていたというのがうらやましい。
良子(樋口可南子)は、自分が先に逝くに際し、入念な準備をしていた。すごく頭のいい人がすることで、篤史(佐藤浩市)はそんな妻の掌の上で踊らされていただけなのかもしれない。
朝原雄三監督のゆったりした演出が、また北海道に合っていた。
心温まる愛の物語
ジワっと心に染みる愛の物語でしたね。
物凄く優しくて丁寧な語り口がとても印象的でした。
まあ現実的ではなく突っ込みどころも多く見受けられはしましたが、温かい作風がそれらを打ち消し感動へと誘ってくれました。
見終わっての満足度は個人的にかなり高かったです。
しかし妻役の樋口可南子が本当に可愛らしい奥さんだったなぁ~。
こんな出来た奥さん現実的にはなかなかいないですが、とにかく素敵でした!
これだけ素敵な奥さんがいる佐藤浩市が演じた旦那は本当に幸せ者だね。
美瑛に来るまで相当苦労をかけていたようですが、私的にはちょっと信じられませんよ、こんな可愛らしい奥さんに・・・(苦笑)
そんな妻依存症の旦那に宛てた、人は一人では生きられないと諭した手紙がとても温かくて泣けました。
自分が死んだ後、残された者はどうなるのか、確かに心配ですよね・・・。
しかしやはり文筆の手紙ってグッと来ます、重みが全然違いますね。
手紙に誘われるように、旦那が不器用ながら周りに対して優しく心を開いていく様子は見応えたっぷりでした。
疎遠になっていた娘との関係、石塀積みを手伝う若者との交流、そして北海道美瑛の大自然の風景、多少出来すぎな話ではありましたがどれも印象深かったです、いろんな愛に溢れていてとにかく感動しました!
柄本明と佐藤浩市の漫才チックな会話も微笑ましくて良かったです。
大自然に抱かれ紡がれる、家族の“絆”。
【賛否両論チェック】
賛:死別してしまった夫婦の絆や、こじれていた親子の絆が、次第に再生していく姿が感動的に描かれる。北海道の自然も美しい。
否:展開は静かなので、眠くなりそう。空き巣という、およそ物語の雰囲気とは相容れない描写には、違和感もあるか。
北海道という雄大な大自然の中で、様々な形の“家族愛”が再生していく様子が感動を誘います。過去の娘の過ちがきっかけで、壊れてしまった父と娘の関係や、周囲の猛反対を受けながらも、互いに支え合おうとする若い男女、そして亡くなってしまった妻の生前の想いに、残された夫が少しずつ救われていく姿。形こそ違えど、家族としての深い“絆”が感じられ、思わず涙腺が緩くなります。石塀の石を人に例えるシーンなんかは、すごく胸に残ります。
かなり静かで穏やかな作品ですので、好き嫌いは分かれそうですが、是非大切な人と一緒にご覧になっていただきたい作品です。
かけがえのない想いが胸にしみる名作。
あたたかみ。
ベタ?
『愛を積む人』
大きな石や小さな石。割れた石でも....
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