「自衛隊の方のご活躍」天空の蜂 りかさんの映画レビュー(感想・評価)
自衛隊の方のご活躍
自衛隊精鋭の方々がビッグBにヘリでホバリングしつつ
近づきワイヤーを手繰り寄せであと少しで子供を救える、
と思った瞬間、子供が落下し、すかさず隊員が自分も落下し、途中パラシュートを開き子供を抱き地上に降り立ったあのシーン、凄かった。
あれだけのことできる方、いらっしゃるのだろうか?
本作、自衛隊や原発に対して助けて貰いながら不必要だという世論並びに付随する諸々について、息子の自殺も大きな原因として、ことを起こそうとした人物の話。
その三島は、反原発の集会で雑賀と出会い計画を練る。
雑賀を犯人と思わせている間に三島がひっそりと計画を進める、ということだ。会社内部の協力者として赤嶺。
ビッグBの製作者として湯原という三島の友人、江口洋介が演じ仕事に責任感強い役を演じている。
結局三島を犯行に走らせだのは、息子だと思う。
クラスメイトからの原発についての罵詈雑言が書かれた
シャツを着て死に至った。
その現場、姿を見れば、おかしくもなろう。
あの時落下場所にいた人々、子供もいたが、
落下の瞬間を見ているのか⁉️
何と言えばいいのか⁉️
こんな子供に原発の是非が理解できるのか⁉️
大人でも判断しにくい。
原発の安全性云々については素人ではわからないことが
多くあり、その専門家のウラをかいた事件など起これば
大惨事で済まされないこととなるだろう。
三島はわかっているから新陽を選んだとか言っているが、
技術者には倫理面の審査も必要なのかと思ってしまった。
要は、原発を利用したイジメであって、
その後の学校の対応の描き方は、他作品にもよく描かれているようないい加減さである。
私は、三島の矛先が間違っていると感じたが。
冒頭、湯原の息子がビッグBに乗るところなど違和感を感じる。更にこの息子が内部の操作など迷う事なく行うのも、とても信じられなかった。
雑賀を追いかけて命を落とした若い刑事、無駄死にに思う。