劇場公開日 2015年9月12日

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「映画「天空の蜂」の感想」天空の蜂 げんたろうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画「天空の蜂」の感想

2015年9月22日
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前段として、この原作が95年に刊行されたという事実にまずは驚く。まさに大震災で露呈した問題そのままであるからだ。

テロと震災と原因は異なるが、一定の原発の惰弱性、危機に陥った場合の影響の大きさ、これら知りつつ原発を推進する人たち、そしてそれら知らぬ存ぜぬする国民に対して、この映画は強い批判を投げかけている。

そして、制御が困難なものにどう対応するかというテーマに対して、ビックビーと原発と子供、それぞれの面からアプローチしている。結論として、精一杯ちゃんと問題に向き合いましょうということだと思う。月並みな言葉で言うと。

テロリスト達の「弱い者に負担を押し付けてはいけない」というメッセージは心に刺さる。

二転三転する緊迫感のある展開は、リモコンを持って「届け!」とか言う点などを除けば、エンターテイメントとしても良い作品である。

もう一度、日本にとって良いエネルギー政策とはなんなのか考えたくなりました。

げんたろう