「駄作メーカー・堤幸彦史上屈指の良作。」天空の蜂 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
駄作メーカー・堤幸彦史上屈指の良作。
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「天空の蜂」見ました。堤幸彦作品は「明日の記憶」が少し面白かったくらいで、他の作品は全くイイ思い出がありません。特に今年の「悼む人」と「イニシエーションラブ」を見たときは、こちらが馬鹿にされてるような感覚が不快でキレそうでした。そんな半笑いでの鑑賞でしたが、今作は面白かったです。
まず堤幸彦作品で毎回思ってたんですけど、ここは笑うトコとか泣くトコ、ハラハラシーンみたいなのが分かりづらい。と言うか、伝わらない。あとは、今作にはなかったけどフザケすぎて全く笑えないコメディ要素もよくある。真面目なテーマで作られている作品では、見せきらない中途半端なラスト。この辺りが堤幸彦つまんねーなって思ってた理由です。
でもこの「天空の蜂」は、今までにないくらいに話がしっかり描かれているし、人物も魅力的に描かれている。そのおかけで、しっかり感動できるし、ハラハラドキドキもできた。こんなに色んな感情が働くなんて想像もなかったのでビックリしました。特に子供を救出するシーンのドキドキは凄まじかったです。ちょっとスローモーションが多すぎてズルいとは思うけど、それは毎回毎作の事だから目を瞑ります。
あとは、本木雅弘さん。恥ずかしながら彼の出演作品は初めて見たんですけど、ホントに演技が上手いですよね。これを機にいろいろ見ようと思いました。あのムチムチボディとつぶらな瞳を見て、僕自身目覚めてしまいそうです。
総じて、面白かったです。「藁の盾」的なセリフの暑苦しさが苦手な人にはオススメできません。堤幸彦苦手な人にこそオススメしたいです。こんにちは。
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