「快適性の裏側」天空の蜂 パンダヒーローさんの映画レビュー(感想・評価)
快適性の裏側
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迫力や緊張感があるシーンが随所にちりばめられており、見ていて飽きず映画館で見てよかった。ただ、犯人像は初めから分かっている設定であるので、サスペンス感はそれほど強くない。
家族の絆と原発の危険さを伝えた映画だと感じたが、原発の危険さについては原発そのものというよりも政府や各種機関への批判のような点が多くみられ詰め込み過ぎだと思った。最期のシーンで「この国に命を懸ける価値はあるのか」というセリフがあり、少し考えさせられた。現在は安保法案は重要として、オリンピックのエンブレムなども問題として挙げられているが、それよりももっと重要なこと、やらなければならない事があるだろと思う。その点では、日本には命を懸ける価値はどんどん失われていると思うし、若者が自分の将来よりも、国や社会の将来に不安を抱いているという指摘も理解できる。
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