百円の恋のレビュー・感想・評価
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恋愛経験0、ニート34才?の女の人が、一目惚れから始めたボクシング...
恋愛経験0、ニート34才?の女の人が、一目惚れから始めたボクシングを通じて成長するお話。書くとありきたりだけど、登場人物がわりと糞なやつが多く美談話にならないてころ、安藤サクラは相変わらず演技うまいところが良かった。
あと、昔バイトしてた経験あるけど深夜コンビニ店員はあんなに変わった人ばかりじゃないよ
安藤サクラ新井浩文とか反則
32歳独身。
弛み切った身体。
仕事もせず実家でゲーム三昧。
一子(安藤サクラ)の人生は負けばかりだった。
離婚して出戻った姉と取っ組み合いの喧嘩をして、半ば自棄っぱちで始めた一人暮らし。
引退間近のボクサー狩野祐二(新井浩文)に出会い、恋をし、でもアッサリ負け、しかも処女はクズ同然の他の男に奪われた。
全てを失って、悔しくて、惨めで。
一念発起して一子はボクシングジムに通い始める。
年齢的に厳しいと冷たくあしらわれながらも練習に明け暮れ、ついに試合のチャンスを手にする。
自分を変えたくて。
何かに勝つという経験をしてみたくて。
黒星まみれの人生の一発逆転を懸けたゴングが鳴り響いた。
すごいよかったーーーーーーーー!!!!!!!
「トルソ」のあとすぐこれ観たから、最初のシーンの一子の後ろ姿、え?CGですか?って感じだった。
「モンスター」っていう映画でシャーリーズ・セロンが役作りのために激太りして豹変して話題になってたけど、まさにあんな衝撃があった。
あの映画自体は観てないんだけどさ。てへ
一子が川っぺりを走りこんでるところとか、バイト中にパンチの練習してるところとか、ほんとかっこよかったし、まじでボクサーっぽかった!
ヘアスタイルや服装が少しずつ変わっていく様の中にもスポ根的な疾走感があった。
こないだ観たけど駄作過ぎてレビュー書く気にもなれない「軽蔑」っていうポンコツ映画でポールダンサーに扮した鈴木杏の踊りがあまりに下手すぎたのね。
で、それと比べて余計に「安藤サクラすげえー」ってなってた。
鈴木杏自体は好きなんだけどさ。てへ
そして満を持して私は新井浩文のファンになることをここに宣言いたします。
すごいかっこよかった。あのキャラは反則ですね。
なんだろう、同じカスでも「軽蔑」のカズさん(高良健吾)は嫌いで、この狩野は嫌いじゃない。
周りを巻き込むかどうかの差かなぁ~。
自分一人で完結してるカスなら呆れこそすれ嫌悪感は抱かないのかも。笑
そう簡単に人間の根本は変えられないけど、変えようと自分の意思で立ち上がって一生懸命に努力したということに意味があって、それが人に感動を与えるのかもしれない。
現状を変えるのってほんと大変だもんな。
適当に今のままで維持してればそれが一番楽だがそれだと蟻地獄的に楽な方に堕落していく。
あぁ、自分で言っといて耳が痛い。。。
自分の意思で立ち上がって一生懸命に努力せねば。。。あう
疲れる
安藤サクラ
安藤サクラはいいね
こんな奴いるよね。
安藤サクラ、っているよね。
あ〜あ、うぜぇ、黙ってろよ、と言いたくなる女。
安藤サクラ、っているよね。
はっきり、しゃべろよ。ブス!と言いたくなる女。
安藤サクラ、っているよね。
なんで、お前、こんな時に女になってるんだよ、と言いたくなる女。
安藤サクラ、っているよね。
おい、ぶりっ子してんじゃねぇよ。ころすぞ、って言われる女。
安藤サクラ、っているよね。
いつから、言葉が多くなったんだ。
安藤サクラ、しかいないよね。
1時間12分で、性格も体型も変わってしまう女。
安藤サクラ、しかいないよね。
こんなに自信に満ちた顔で、変わる女は。
「どうせ百円程度の女だから!」
安藤サクラ、しかいないよね。
こんなボクシング映画にする女は。
ただ、最後のシーン。安藤サクラの表情が見たかった。
語彙は少ないが言葉は重い
前半は乾いたハープから始まるブルースが抜け出せない生活のどうしようもない感を表し、中盤はめきめきと現す実力をボクシングの王道のハードロックで煽り立て、そこから更に疾走感のあるブリティッシュロックで高揚感を醸し出す。
だけれども最後は始まりのブルースが響き渡り、あぁやっぱり抜け出せないのか、もう一歩先へは進めないのかという諦めが漂う。
そういう雰囲気の映画。
「一度で良いから勝ちたかった」
初戦なのに?違う。
一子は今まで負け続けて来た人生の転機を手に入れたかったのだ。
どうしようもない引き籠りから周りに認められる、何かを期待される人間としてこれから生きていきたかったのだ。
でも子供のように純真無垢な一子から、顔の傷を鏡越しにまじまじと見る一子となり、その姿は決して以前の自堕落な彼女ではなく、逞しさしかない。彼女は変われた。
安藤サクラさんの凄さは言わずもがな。
「めしでも食い行くか」。なるほど、こういう時に使うのか。
こりゃコロリですわ。(何をしたのかはこの際考えない)
安藤サクラの演技がかなり良い。女を捨てきれない主人公を上手く演じら...
甘えた声して泣くんじゃねーよ!
百円? そんな安くない! 安藤サクラのロッキーぶりはミリオン・ダラー・ベイビーだ!
町山智浩(映画評論家)
町山さんが、あまりにもコストがかかってないコメントをされているのにびっくりした本作。やっと観ました。ロッキーとか、ミリオンダラー~と同じ部分って、主人公がボクシングしてる部分だけです。
ラストがまずいです。
一子(安藤サクラ)が初めてのボクシングの試合でぼっこぼこに負けて外に出たら、自分をヤリ捨てした元ボクサー(新井浩文 )が待ってて、手を引かれて泣きじゃくりながら歩くシーン。
我慢ならないです。
あいつをぼっこぼこにして終了がいいです。
せめてキックくらいしてよ。
いや、その前の鏡で自分の腫れ上がった顔を見て終了でいい。
なんだよ、甘えた声出して泣きやがって!
かなりむかってきた。
最初からこの主人公嫌い!と思ったら、最後まで嫌いだった。
32歳ニート・髪ぼっさぼさの不潔な処女。
100円ショップの同僚にレイプされる。
知り合った元ボクサーが、風邪引いてダウンしたところを介抱してエッチ。
少し一緒に住むけど、彼女面すんなとか言われる。
で、通りすがりの豆腐屋の子と、元ボクサーは逃げる。
そこで元々やってたボクシングにのめり込んで行くんだけど、最後は甘えた声でだだっこみたいに泣いて、元ボクサーに手を引かれて帰って行く。
一子にとってボクシングが、男の代替え品だったかのような印象。
何も変わってない印象。
惚れた男に女は弱い。
そうかも知れないけど、どんなに好きでも自分を傷付けた男は、自分の人生から蹴り出すべき!私なら躊躇なく、そうする!
むかつく!このラストむかつく!
けど安藤サクラさんの身体能力って、凄いですね。
「愛のむきだし」から尋常じゃない感を出してる方でしたが、どんな役でも自分を消して溶け込める。
安藤サクラさんじゃなければ、途中で観るのを止めたかもしれません。
戦ったことがあれば
主演と主題歌で星4つ。
ダメ人間根性見せ映画
ダメ人間がボクシングを始めて変わってゆくー。
大好きなジャンルです。
ボクシングジムの会長が「あんた今人生熱くなってんだろ?こっちは迷惑だよ」的なことを言います。
「熱くなるなんてカッコよくねーよ」という冷静な視点も入っていて、単なる熱血ゴリ押し映画ではないんですね。
(でもやっぱ熱くさせてくれる!最高!)
安藤サクラの体当たり演技は文句なしに素晴らしい^o^
あまり作品の評価とは関係ないですが、コンビニの店長代理の人。
二重の災難で〝ざまぁ〟展開になりますが、あの人って僕的にはそこまで非常識な人じゃなくて。
自分でも金盗んだ元バイトのババアに規則破ってまで廃棄の弁当あげたくないって思った。
子どもも出来てたって言ってたけど、あの人最後どうなったんだろう・・・。
コンビニ店員は全員薄っぺらいキャラとして描かれてましたね。(意図的だと思うし笑える所も結構あったけど)
113分の尺は良かったので仕方ないですかね^o^
セックス描写などもしっかり描いていて、素晴らしいです!ただしその分家族などで見ると気まずい映画だと思います。
ご注意下さい!笑
安藤サクラを知る日
個人的にはとても心に響いた映画。安藤サクラが最高にかっこよかった。...
見終わってから・・・
その姿、価値はつけられない
今年一月発表の2014年度キネマ旬報ベストテンで、安藤サクラの通算4度目の受賞を新鮮味ナシと思ったが、これは謝罪した上で訂正せねばなるまい。
見れば納得、当然の受賞。
しかも、「0.5ミリ」と合わせての受賞だから全く何の異論も無い。
32歳にもなって実家暮らしの引きこもりニート、一子。家を追い出され、一人暮らしと百円コンビニでのバイトを始めたある日、中年ボクサー・狩野の姿に惹かれ、自身もボクシングを始める。
安藤サクラの熱演に、文字通りKO!
冒頭、贅肉ブヨブヨの醜態。
それがどんどんシェイプアップされていき、見事なボクサー体型に。
聞けば、僅か2週間での体作りだったとか。こんな短期間で出来るものなのか! まさにデ・ニーロ・アプローチ!…いや、それ以上!
言うまでもなく、試合シーンはエキサイティング!
試合後はアザとキズだらけのズタボロ顔。
見てたら、日本の若い女優たちが情けなくなってきた。
いや勿論、可愛くて美人で魅力的で大変いいが、果たしてこれほどの入魂の演技が出来るだろうか。
日本の若い女優たちよ、もっと自分をさらけ出せ! もっと貪欲にのめり込め!
ストーリーはシンプル。
前半は自堕落、後半は一転して生気がみなぎる展開は一子とシンクロする。
一子がまた、意外と純情乙女。
一子の束の間の恋の相手、狩野役に、新井浩文。
安藤サクラとは旧知の中で、この二人のコンビならまず外れ無し。
彼も役を演じるに当たってボクシング体型を作り上げた。
何処かアブなそうな雰囲気を漂わせながら、独特の存在感を放つ、新井浩文の為のハマり役。
「イン・ザ・ヒーロー」でも熱い演出を見せてくれた武正晴監督が、情と魂こもった名演出。
間違いなく、代表作!
一子が働くコンビニの店長は鬱、同僚のおっさんはクズでウザッ! レジの金を持ち逃げしてクビになったおばさんは夜な夜な廃棄弁当をたかりに来る。
社会のどん底、掃き溜めのような場所で生きるどうしようもない人々。
その一方、一悶着あった家族は一子の試合を応援しに来る。特に、大喧嘩した妹は姉の奮闘に涙を浮かべて。
一子に呆れ顔だったジムの会長の、試合終わっての「嫌いな試合じゃなかった」に、ちょっとグッときた。
情けなくて、哀しくて、不器用で、貼られたダメ人間のレッテル。
自らを、百円の価値。
しかし、誰にだって、何かに真剣になる事がある。のめり込む事がある。闘う時がある。輝く一瞬がある。
その時、その姿、価値はつけられない。
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