「実写化=糞に例外あり! (若干ネタバレ有)」アイアムアヒーロー マルコメさんの映画レビュー(感想・評価)
実写化=糞に例外あり! (若干ネタバレ有)
大泉洋さん主演ということでいい予感しかしませんでしたが、正にその通り!大満足です。
エピソードをだいぶ端折っているところはありますが、すごくうまく繋げていると思います。(矢島が登場しなかったのは少し残念でしたが)
例えば冒頭のテッコがzqn化するまでの所。原作ではここまでに丸々1巻使うのですが、2人の関係を共依存のようなラブラブ状態ではなく、すでにだいぶ冷め切った状態で描いているのはなかなか良いと思います。
ZQN(ゾンビ)もセットの作り込みも製作陣のこだわりが見られてgoodです。
ZQNがステレオタイプなゾンビではないという表現も上手いです。生前の習慣をトレースしているのは、映像化してみるとますます気持ち悪いものですね。
ラストのアウトレットから逃げ切った後、アイアムレジェンドみたく安全なコミュニティが富士山にある…という終わりではなく、敢えて濁しているのは続編を期待させてくれますね。(無理に続編を作らなくてもいいような気もしますが…)ただ、この後個性的(すぎる)なキャラクターが沢山出てきたり、ヤブや比呂美との関係も深まったりと見所満載です。まさかコロリ先生が…!?
総評…原作未読の方でも楽しめるゾンビパニック映画です。ZQNとは何か?については考える必要はないでしょう。(原作でもよくわかっていない状態ですし、分からなくても楽しめます)
ゾンビ映画の基本もちゃんと押さえられている印象です。お友達や恋人さんと一緒に見に行ってみてはいかがでしょうか。私は1人で行きましたが……
原作を読んだ方、原作ファンの方にはより一層視聴をオススメできます。アレンジの印象は人によって違うでしょうが、原作を否定するくらい酷い改変はありません。冒頭〜アウトレット編の総集編と言っても差し支えないほどの出来・再現度です。
大泉洋さんありがとう。水曜どうでしょう大好きです。