「新しいラブストーリー」きっと、星のせいじゃない。 あきーらさんの映画レビュー(感想・評価)
新しいラブストーリー
久しぶりに号泣。いい話でした。
主人公の女の子は末期の病気を患ったティーンエイジャー。その彼はいつ再発するかわからない病気を持った右足切除した男の子。
達観した彼らの考えは、ティーンエイジャーとは思えないくらい人生のヒントをくれる。その一瞬を楽しむ喜び、愛する人と愛し合ったという永遠の記憶。
女の子と男の子に障壁があったわけじゃない。死に逝くもの同士のなぐさめでもなく、周りに流されたわけでもなく、愛し合うことの意味をよくわかっていないだけで、意識が変わるその瞬間は、どうにも気持ちがよく、陶酔してしまうくらいまっすぐな人間が浮き彫りになってました。
きっとそれを感じることができたのは、彼らのシチュエーションだからこそというのはあるのだけれども、穿った見方や客観的になぞなれないくらいに、愛しくて切ない物語でした。
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