海街diaryのレビュー・感想・評価
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とっても面白かったし、心がほっこりした
TV地上波で拝見しました。鎌倉で暮らす3姉妹がある日、父親の訃報を聞き葬式に出席。そこで腹違いの妹すずと出会います。気丈に振る舞う姿を見て幸は鎌倉で一緒に暮らすことを提案します。決意したすずがやって来て穏やかな日々を送っていた時、祖母の訃報が。突然姿を現した大竹しのぶさん演じる3姉妹の母。家を売却すると宣言。母が許せない幸は声を荒げてしまいます。母が現れたことで心のトゲが出て来て・・。というお話ですが、例え母が違っても姉として妹を思いながら優しさで包み込む姿に感動しました。豪華すぎる4姉妹と脇を固める実力派俳優たちが織り成す物語に引き込まれて行きました。鎌倉の美しい風景にも驚きました。すずが、自分のせいで周りの人たちを傷つけてしまっているのではと思い、ここにいていいのかと幸に聞くとすずはここにいていいんだよと言うシーンはうるっと来ました。見終わった後、家族の絆の重要さが身にしみました。是枝監督の映像表現には、度肝を抜かれました。心がほっこりしました。とっても面白かったです!
最高でした!
まず驚かされたのは4姉妹やその他の方々の豪華さです。ただ豪華なだけではなくみな実力ある方々でした。個人的にリーリーフランキーさんが好きなので嬉しかったです!
ストーリーとしては特別大きな出来事が起こるわけではありません。でも、普通とはどこか違う4姉妹の素敵な日々です。
見終わってここまで心が幸せに包まれ、感動したのは初めてでした。
人間を美しく描いています。李監督の悪人とは真逆かもしれません。本当に美しかった。
映画が初だという広瀬すずさんを開花させたのは間違いなくこの作品でした。台本を与えないという是枝監督のやり方には度肝を抜かれましたが、素晴らしいです!
また、構図だったりカメラの写りだったりとすばらしかったです。日本アカデミー賞の撮影での受賞は納得です!美しかったです。おかげで鎌倉に行きたいとゆー欲が止みません笑
日本アカデミー賞おめでとうございます!
このレビューを見てくれた方への僕のオススメのある技をお教えします笑
それはですね…映画の感想を日記などに思いっきり書きまくることです!最高の余韻に浸れます!
そして、主題歌や特にオリジナルサウンドトラックなどを聞くことです!これは自然と涙がこぼれます!
2016.5.21
フジテレビでの放送が決まりました〜!
#crimson
鎌倉の風景が良い
家族の形は様々である。
鎌倉に住む三姉妹の元に女をつくって家を出た父の訃報が届いた。
父には娘が1人居るのだが、娘の母は他界していた。
娘を連れて再婚した父。継母には連れ子が居るが父が亡くなった事で娘のすずは居場所が無くなる。
そんな時、葬儀に来た三姉妹の長女が鎌倉で一緒に住まないかと 誘う。
すずは鎌倉で四女として暮らす。
長女は看護師。次女は銀行員。三女はスポーツ用品店の店員。すずはサッカー中学生。
三人三様のキャラクターがあり、遠慮がちなすずはなかなか本音を言えないでいたが街の人々や友達に支えられ徐々に馴染んでいた。
日常の生活風景が広がる
梅の季節には、庭の梅を収穫し梅酒を作る。
しらす漁の季節には、鎌倉ならではの生しらす丼。
引っ越しの時は、引っ越し蕎麦。
しらすトーストやアジフラなど
美味しそうです。
時折登場する「あれ…あれ…」
あれだから…あれだって…
これで成立するんだから素晴らしい。
心温まる映画。
全てがナチュラル
演技も時間の流れ方も、まるでカメラなど回っていないようなナチュラルさ。
演技だと感じさせない演技、ゆっくりなのに飽きないテンポ。
退屈させない撮り方が凄い。
豪華キャストなのに画面でぶつかり合う嫌な派手さは無く、とにかく自然だ。
しかし、役としての個性は明確でわかりやすく、面白い。
なおかつ、役者それぞれが元々持っている魅力もしっかり生かされている。
なんて気持ちの良いバランスの良さなのだろう。
観る者の心をいつの間にか浄化してくれるような作品だ。
四姉妹の住む家に、セットではなく実際に人が住んでいる家を借りて使ったのも良い。
生活の匂いや、長く大切に住まれてきたであろうぬくもりが伝わってくる。
こういった『優しい説得力』のある空間に、四人がちゃんと馴染んでいて素敵だ。
やっぱりコレじゃない‼︎
優しい
広瀬
日本映画的な手法で鎌倉情緒と人間模様を鮮やかに描く。
何もかもが丁寧で心地よい
公開時も気にはなっていたけど、ようやくレンタルで観た。(その後DVDを購入してヘビーローテーションで鑑賞)
役者が良いのかシナリオが良いのか、はたまた監督が良いのか、少ないセリフで気持ちや関係性が的確に伝わってくる。
例えば冒頭、綾瀬はるかが演じる長女がすずに鎌倉に来るか尋ねるシーンがあるが、すずがそこで即答することで、他にほとんど情報がなくてもすずが今の家庭で自分の居場所がない、と感じていることが伝わる。
どのシーンもそんな風に、非常に丁寧なシナリオや演出、そして演技に安心して入り込んでいけた。
後に原作を読んだが、原作の独特のふんわりした空気感をとても的確に映像で再現していることに驚いた。
エピソードの取捨選択、選択したエピソードを物語に組み込む再構築も、非常に丁寧に考え抜かれていることも判った。
金沢(季和子の実家)関連のエピソードを削った代わりに、その中の最も重要なセリフを他の人物に言わせて、それを物語のテーマに掲げるあたりは上手いと思ったし、制作陣のこの物語に対する愛を感じる。
撮影期間も長く、夏のシーンは夏に、春のシーンは春に撮っているのだけど、すなわち冒頭の三姉妹がすずと出会うシーンと、ラストシーンが撮影されたのはほとんど同時期なのだ。
すずの顔つきが明らかに変化しているのに、撮影は同時期なんて、やっぱ俳優って凄いな、と思った。
現時点で生涯ベスト10の、それもけっこう上位に入る作品。
じわじわと、しみてくる気持ちよさ
良い
ここに居ていい「居場所がある」ありがたさ
ほのぼのとよかった
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