海街diaryのレビュー・感想・評価
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1年と言わず、もっと先まで見ていたい
是枝監督、そしてこのキャストの時点である程度間違いないとは思ってましたが、やはり最高でしたね。
まるで本当の4姉妹のようでした。
しっかり者の長女、自由奔放な次女、マイペースな三女、そして腹違いの四女と、この4人のバランスが本当に素晴らしかった。
日本を代表する4人の女優を見事に料理した是枝監督は、さすがの一言ですね。
物語としてはそんなに劇的な話ではなかったですが、何と言いますか、日常に寄り添った話だからこそ共感できることばかりで、思わず見入ってしまいました。
仲が良いほど喧嘩するじゃないですが、姉妹喧嘩は見ていて微笑ましかったですし、それぞれの恋、悩み等、本当に日常の一コマのようで、とても自然体でしたね。
父に捨てられた(母にもか)三人と、腹違いの妹すず、それぞれが心に整理をつけて、少しづつ家族になっていく様子は本当に見応えたっぷりでした。
広瀬すずの存在感にもとにかく驚かされましたが、彼女を包み込む愛を見せた三人もさすがの演技、特に綾瀬はるかは普段の言動とは似ても似つかぬしっかり者の長女っぷりで、これぞ女優だねぇ~と、とにかく感心させられましたよ。
死があるからこそ生が実感できる、そして愛おしくなる、そんな作風も心にグッと響きました。
四季折々の風景も素晴らしかったですね、とても癒されました。
満足感、幸福感で一杯です!
しかし4姉妹が可愛すぎる・・・。
原作を壊していない
仕事で疲れたときにビール飲みながら、癒される映画(僕はしらふで観てたけど)。
原作の全てを描くことを捨てた事で焦点が絞られ、原作の空気を壊さずに映画化することに成功している。
複雑な親子関係(親族関係)を持つ4姉妹が葛藤や不満などを持ちながらも(ある意味日常的な)幾つかの出来事を通し、周りの人および風景の優しさに包み込まれ前向きに生きてくという感じ。
原作同様に弱い人間は出てくるけど悪人が出てこないので、こちらもやさしい気持ちになれるそんな作品。
・・・と、ここまでいい評価を与えてますが、それでもやはり吉田秋生の世界観とはずれもある。やさしい登場人物とやさしい風景(つまり鎌倉)がこの作品のキーになってるのだけど、映画では風景にどうしても引っ張られる。やはり、視覚(や音)の印象は強烈なのだなと実感。
鎌倉♡
最強の四姉妹
四姉妹の梅酒
元々、少女漫画のようでいて ちりばめられている現実的な原作の描写がすきで単行本を購入しています。
はじめはきれいどころ四姉妹の配役(特に夏帆の三女役)に違和感がありました。テレビでどうせやるだろうと思って見送ってましたが、友人に映画館でこそ観るべきと勧められたこともありふらりと観てきました。
姉妹たちの日常、特に大人組の家族・恋愛・仕事といった様々なしがらみは現実的ながら周囲の絶景や音楽によってきれいに彩られています。
複雑な背景をもつ四女の鎌倉での学生生活も、まさに青春できらきらとした部分が際だちほっこりとした気持ちになりました。
終盤の姉妹ふたりきりでのキン、と音が響くシーンが最も印象深かったです。
それまでのゆるやかな起伏がある流れがすべてそこに収束していました。
原作から入っている身としてはもう少し長女の内面を掘り下げてほしかったなと思いますが、一本の映画として四女が家族になるまでを描く上ではすっきりとしてわかりやすいまとまり方だったように思えます。
次はいったいどうなるのか ハラハラドキドキするような映画ではありませんが、日常に疲れてひとりでゆったり過ごす週末にこそ、じんわりと楽しめる映画です。
この映画に出会えた嬉しさ。
現代版の「細雪」、日本を代表する映画
素晴らしいの一言。
ストーリーは、四姉妹の日常を織りなす物語です。また、それぞれの姉妹に気になる男性がいて、その距離感も楽しめます。
四姉妹というと、日本では、有名な小説「細雪」があります。細雪と相違する点は、
細雪⇒四姉妹のうち、長女および次女が嫁いでいる。
海街diary⇒四姉妹すべて独身。
細雪⇒四姉妹の親は、同じ。
海街diary⇒四姉妹のうち、四女のみが腹違いの子。
出演者で言えば、
長女でしっかり者で看護師をしている綾瀬はるか
次女で銀行員をしている長澤まさみ
三女でスポーツショップ勤務の夏帆
四女で中学生の広瀬すず
また、他には、くせのあるお母さん役で大竹しのぶ
喫茶店のマスター役でリリーフランキー
が出演しています。
演技では、しっかり者の綾瀬はるかの演技(セリフ)も味があったのですが、素晴らしかったのは、長澤まさみが発しているオーラでした。長澤まさみの映画を観たのは、「世界の中心で、愛を叫ぶ」以来です。その映画は、私の地元(香川県)でもロケがありましたので、私も観ましたが、それから長澤さんも大人の女性に変身したと思いました。また、リリーフランキーは、いつ見てもいぶし銀のような演技を見せてくれます。「そして父になる」でのお父さん役でも、子煩悩で優しいお父さんの演技を見せてくれていました。
二つ、個人的に気づいたことがあります。一つは、四女を引き取る、といったようなことは、経済的な問題も絡むので、手に職を持ちしっかりと稼いでいる女性でないと難しいこと。二つ目は、治安が良いことが必要だということ。治安が良くないと、女性4人だけで暮らすということは危険だと思いましたので、治安の良い国、日本で良かったと思いました。
今回の映画、「海街diary」は、日本を代表する邦画であると言っても決して過言ではないと思います。みなさん、素晴らしい映画ですので時間があれば、ご覧になってください。
ありがとうございました。
映画を観ると云うこと。
日々は重ねる生活とともにある
穏やかな休日にいい
4姉妹の生活はちょっとした女子会
鎌倉の古民家で暮らす3+1姉妹の物語。
なんといっても主演4人のチームワーク(?)がすばらしく、自然でほんとの姉妹同士みたいなやりとりが印象的。
四姉妹の生活はちょっとした女子会のようで始終にやにや。
鎌倉のやさしい風景とともにほっこりできる良作です。
緩流れの中、感情密度が濃い物語
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