LUCY ルーシーのレビュー・感想・評価
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作者との対話
ベッソンは憎めない。
リュック・ベッソンは、確か、10本監督したら監督は辞めると言っていたのではなかったか。
その最後がアーサーシリーズだと寂しいなぁと思った記憶がある。
だが、「アデル ファラオと復活の秘薬」を撮り「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」を撮り「マラヴィータ」を撮り、そして本作である。辞める気配は一向にない。むしろノリノリである。
人間の脳は10%しか使われていない、というのはよく言われていることである。それが20%になり、30、40、果ては100%覚醒したらいったいどうなるのか。
リュック・ベッソンはそのことを映像化しようと試みる。生き物の進化に関わるそれは、スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」への挑戦にも見える。
人間は、脳を100%使えると、時を司れるのか。ならば、100%使える人が何人も現れたら、我々はどうなってしまうのだろう。
案外に深いテーマである。
ヨハンソンねえ
無駄かと思いきや、無駄ではない挿入
いいぞ!スカーレット・ヨハンソンの黒髪に萌えますが、そんなことより、このよくありそうなテーマ。
「もしも、頭脳が100%まで使えたら?」を非常に分かりやすく分かりやすく丁寧に見せてくれる。知り合って一週間の怪しい男から無理くりスーツケースを届ける仕事を押し付けられる冒頭。怪しい。何か起きる。しかも台湾。笑
誰もが怪しいヤクザ達の登場に案の定。と思う。しかし、そのあとスーツケースから出てくる青い粉を体内に埋めて、人ごと密輸するという手法に天晴れ!いいじゃん!こうやって空港のゲートを掻い潜って!と密輸方法に感激。笑
ヨハンソンの地獄のように怖い一日と同時に、モーガン・フリーマンの脳科学の講義が挟まれる。分かりやすい!そしてヨハンソンの脳内パーセンテージも白テロップで分かりやすく!極めつけはフリーマンの言葉がそのまま映像となって画面全てを覆う。
フリーマンが「他者や物体を意のままに出来る」というと白黒のマジシャンが現れる。「脳を20%使い切る唯一の動物。」というとイルカのエコーが画面を覆う。
こんなアニメかよ!テレビドラマかよ!という演出がむしろ最高で、もう理解のしようのない20%以上の世界を伝えるにはうってつけ。
「無駄のない映画は自然と面白くなる」という私の勝手な理論。この映画本当に無駄な所がなくシンプルに90分。
唯一、あの薬を簡易的なビニール袋に詰めたヤクザがいたい。
スカーレット・ヨハンソン❤️
それなりに楽しめましたよo(*^▽^*)o~♪
面白かったですよ(^^)
残念
ルーシー(2014.8.31)★★☆☆☆
スカーレット・ヨハンソンを観に行った作品だから
特に内容は気にしてなかったけど、
それでも眉間にしわがよるような内容だった。
人間は脳の10%しか使っていないというところに着眼点がいったところは
すごくいいと思ったのに、こころまで期待を裏切られたのは逆に素晴らしい。
脳が100%担った状態なんてみんなよくしらないでしょ?
だったらこんな感じでも誰も文句言えないよね?みたいな。
いい加減に中国への媚売り映画を作るのは
どの監督もやめればいいのにと思う。
最近だとトランスフォーマーでもそうだったが、
意味がわからないところで中国人が出て、変に重要なポジションで演出させる。
その作人にマッチしていて、作品のことを第一に考えたのならば中国の演出はとても素晴らしいと思う。
ただ、最近のこういった演出は、中国に媚を売って興行収入をあげようという策略がみえみえである。
レオンやフィフス・エレメントに私は非情に感銘を受けたし、映画を好きになった作品でもあるだけに、
他の映画の作品と同じような手法を使うまでにリュック・ベッソン監督も落ちてしまったのか、という
悲しみのほうが感情が大きい。
しかしながら、内容はおいておいて車の演出や音は、以前から変わらずこだわりを感じるので
次回作にぜひぜひ期待するところである。
荒唐無稽にも程がある
うーん…
いろいろ突っ込みどころはあると思うのですが…
カーアクションだけでも観る価値アリ!
劇場ポスターの印象的な瞳に引き込まれ、観ることにしました。
作品が始まって初めてベッソン監督だと気付いた始末。
だけどストーリーや演出が
this is BESSON!
今回も『覚醒』が大きなテーマだった。
人間の脳が覚醒していくとどうなるのか?を覚醒率と主人公の状態をリンクさせて話が進んでいくので内容がとてもわかりやすい。
ルーシーは麻薬で覚醒していくんだけど、毒と薬は紙一重!この作品でこんなことを強く心に刻みました。いわれてみれば幻覚作用だって普段眠っている脳の部分が覚醒して起きる現象だもんね。麻薬で超能力に目覚めたってまったくおかしくない。
あっ、超能力人間って、多くの人の頭の中で眠っている部分が起きている人のことなんだ。
って、わかるというか、感じるというか、思いました。
ルーシーが最初に目覚めたのが、物を動かせるサイコキノや人や物の深層心理や記憶記録を読めちゃうテレパス。残念ながらフェノメナキネシスやテレポートは覚醒しなかった(見どころのアクションやカーアクションを作るため???)けど、ロジックマスターにクレアボヤンジュ、ヒーリングやエレクトロキネシスなんかまで覚醒させてまさに超能力のオンパレード(笑)。
ルーシーを観たら今までマユツバで信じていなかった超能力も『あるかもしれない』って思えるようになつたかな?
PG12指定だったのでグロいシーンが多いの~?って、最初は観るのをためらったんだけど、どこが?だった。こういう年齢指定はもうちょっと一定化してほしい。
そしてお待ちかねのカーアクション!
これだけでも観る価値アリ!!!
さすがです!身を乗り出してニコニコしながらずっと観入っちゃいました。あの長さのカーアクションを飽きさせずに魅せる手腕はベッソン監督以外考えられません。
ラストで『エッ!?』となってしまったけど、まぁストーリーの展開を考えれば理解はできる。。。カナ~?個人的にはもうちょっと違うラストを見たかったけど。。。
アムールワケドの役をもっと有効活用して欲しかった。
いや~、でも久しぶりにニコニコ、ワクワクしながら観れた作品でした。
観賞料金1800円は納得の値段。
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