劇場公開日 2014年8月29日

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「ベッソンは憎めない。」LUCY ルーシー mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ベッソンは憎めない。

2014年9月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

リュック・ベッソンは、確か、10本監督したら監督は辞めると言っていたのではなかったか。
その最後がアーサーシリーズだと寂しいなぁと思った記憶がある。
だが、「アデル ファラオと復活の秘薬」を撮り「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」を撮り「マラヴィータ」を撮り、そして本作である。辞める気配は一向にない。むしろノリノリである。

人間の脳は10%しか使われていない、というのはよく言われていることである。それが20%になり、30、40、果ては100%覚醒したらいったいどうなるのか。
リュック・ベッソンはそのことを映像化しようと試みる。生き物の進化に関わるそれは、スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」への挑戦にも見える。

人間は、脳を100%使えると、時を司れるのか。ならば、100%使える人が何人も現れたら、我々はどうなってしまうのだろう。
案外に深いテーマである。

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mg599