ブラインドのレビュー・感想・評価
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日本版と中国版も観たが、本作は緊迫感が圧倒的だった。 それもそのは...
日本版と中国版も観たが、本作は緊迫感が圧倒的だった。
それもそのはず、この韓国版がオリジナルだったのか。
犯人の男の徹底的な悪者ぶりは気持ちがいいくらいで、その極悪男が表では普通に医者をやっているというのも恐ろしい。
2人の目撃者がどんどん追い詰められていくのはとてつもなくスリリングだ。
ただ、盲導犬が殺されてしまうのは一番悲しい。
また、最後の方に少年が男を気絶させたのに、意識を取り戻して再び襲ってくるまで放置していたのはイライラした。
少なくとも手足は拘束しておけよ、アホかと。
うーん、プラマイゼロかなぁ
設定と中盤まではスリルがあっていいんだが(プラス面)。相手が見えないことをいいことに真横にいたり、スマホを使って若者くんが逃げるのを手伝ったりする、設定をとても活かせてる良いシーンだった。
(マイナス面)
終盤1、まず警察を殺しちゃう展開、こうなると犯人いづれ捕まるのが確定しちゃうんだよなぁ。
終盤2、で、逃亡図るのではなく恨み晴らしなのか二人をヤルことをチョイスする犯人。知能犯なんだか衝動犯なんだか、ブレブレ。(例えば羊たちの沈黙のレクター博士なんかは、きっちり逃げおおせるとこまで計算されていてカタルシスを感じるわけだが)
で、ラストシーン、物体感知器を使ったカウンター攻撃を描きたいのはわかるが、引っ張りすぎ。警官を1刺しで仕留めた腕がある犯人なのに、若者は復活するし、復活したらしたで犯人を一度ぶっ倒してるのにトドメを刺さないあまり、犯人も復活するしで冗長。(部屋を真っ暗にして犯人が見えない立場になる展開は良かったが)
日本版リメイク版もあるらしいが元がこれだとどうなんだろ。韓国映画ぽさ(残虐性)は満喫できた。
「見えない目撃者」
2019年の日本映画「見えない目撃者」が面白かったので、原作となったこちらも視聴。
…すごく面白い映画でした。
盲目の人と殺人鬼との戦いが暗闇という内容は見ていてハラハラします。
日本版と比べると日本版の方がかなり内容を盛りに盛った感じがしました。
この映画が面白かった人は日本版の「見えない目撃者」も必見ですね。
「この映画がこうなるのか!」って感じがします。
犬好きの方、憎めないキャラがお好きな方は閲覧注意、
もしくは視聴をオススメしない映画…
ひどすぎる…犯人ほんと許せない…
自分、そこまでワンちゃん好きじゃないんすけど、
この映画ではギャン泣きしました…(´;Д;`)
昔、ドラマの家なき子でリュウって名前のワンちゃんが天に召されたときと同じぐらい泣いた…
ワンちゃんと、
明るくて抜けてて憎めないキャラが天に召される映画が苦手な方は、この映画はやめたほうがいいかもしれません…(T_T)
でもサスペンス映画としては面白かったです。
犯人が必ずかける音楽、フリオ・イグレシアスさんのLa Paloma に怖気が走りました。彼のお気に入りのナンバーなんでしょうね…。もちろん歌手と歌が悪いわけではないです汗
目が見えないという特性を存分に生かした良質のエンタメ作品。
主人公がめしいであることを逆手に取ったアイディアが最後までふんだんに盛り込まれている。
地下鉄でのスマホカメラを使った逃走劇、クライマックスの主人公のハンデを活かした暗闇での駆け引きなど各国でリメイクされるのも納得。
主人公がめしいになる原因たる冒頭の事故が少々強引だったり、刑事がお笑い要員として使われ過ぎていたり、クライマックスの接近センサーを使っての反撃シーンで近づいてくる犯人に声を上げさせたりしたら意味ないでしょ、等々、少し詰めの甘さがないこともないけど、概ね良い作品だった。
主人公はとても美しい女優さんだったけど、とにかくあのワンちゃんが可愛かった。それだけにあの子を殺したのだけは許せないな、刑事殺すのは許せるけど。
ちょっと詰め込みすぎ感もあるサイコサスペンス。
盲導犬スルギが殺されたところで号泣してしまったので、終盤は早く終わらないかな~とイライラさせられる。ただ、韓国史上最恐のサイコパスともいうべき堕胎専門の産婦人科医はとにかく殺しまくり。チョ刑事を殺した段階でもう捜査の手は確実にやってくることも自覚してないんじゃないかと思われるほどだけど、それでもミン・スア(キム・ハヌル)の育った施設にも容赦なく殺しにやってくる。
キム・ハヌルはいくつかの作品を見てきてるけど、この映画が一番いいかもしれない。盲目という役も難なくこなしてるし、不幸が重なって悲しみに暮れてもおかしくないのに常に前向きな生き方を見せるのがいい。
スマホの音声認識や、テレビ通話での地下鉄チェイスシーン、そして人がやってくるとバイブで教えてくれる装置など、細かなアイテムもいいし、犯人が施設に侵入したときにショートさせて停電を起こすところも面白い。
犯人がもうやけっぱちになってて、目撃者を殺したところで捕まるってことがわかっていない。レイプの前科があるサイコパスの心理面ももうちょっと描いてほしかったところです。
盲導犬
スギル。堕胎専門の産婦人科医が盲目になってしまった元警察学校研修生をしつこく襲う話。少しケープフィアーっぽい。男女問わずガシガシ殴って、犬もザクザク刺しちゃう。ただ実体はないのでバイオレント度は低め。
久々の憎悪感
「早く死なないかな…」と思った悪役は久々。
ストーリー的には、やや漫画だが、ハラハラドキドキが味わえる秀作。
で、悪役だが、これが本当に憎い。
女性たちを狙う部分では当たり前の感情の憎いが出るが、展開が進むにつれてどんどん憎くなってくる。
とにかく盲目のヒロインの味方のキャラクターが良く、犬が特に良いため、まあわかってたけども辛かった。でも、かっこいい。
そこからの展開はもの凄く犯人に対しての怒り度が見た人全員がマックスになる。
なので、観客の思いを一気にぶつけるような演出にはスカッとさせられた。
韓国映画にしては後味はまあ良いしグロさはあまりないけど、愛犬家は要注意かな…
でも、盲目というアイデアを見事に生かした作品で、おもしろかったです。
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