「暗く、痛いイマジネーションの世界」悼む人 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
暗く、痛いイマジネーションの世界
天童荒太の長編作品の映画化。最初から最後まで、暗く、息苦しさを感じる作品。
死んだ者を、悼むための巡礼の旅をする主人公。その目的も、そのゴールも明確にないままに、死者を求めて彷徨う日々。
そこに、主人殺しの訳あり女性が一緒に旅に加わる中、互いに芽生えていく、恋心。
一方で、半端モンのチンピラジャーナリストが、この悼み続ける主人公に、興味を持ち始める。悼むとは、いったいどういうことなのか?彼の目的に迫ろうとするが…。
石田ゆり子が、今までにない汚れ役を熱演。高良君ね表情の無い演技も、悼む人に相応しい演技でした。
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