VHSテープを巻き戻せ!

劇場公開日:2014年7月26日

解説・あらすじ

家庭で映画やドラマを鑑賞するホームビデオ文化が広がり、クリエイターはローコストで映像制作が可能になりチャンスが到来するなど、現在のメディア消費文化の礎を築き、世界を変えたVHS。ベータマックスとの家庭用VTR規格での熾烈な争いなども含め、隆盛を極めた1980年代から、やがて衰退していくまでのVHSの歴史を、ロイド・カウフマンやアトム・エゴヤン、ジェイソン・アイズナーらフィルムメーカーのインタビューも交えながら紐解いていくドキュメンタリー。

2013年製作/91分/アメリカ
原題または英題:Rewind This!
配給:アップリンク
劇場公開日:2014年7月26日

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(C)Imperial Poly Farm Productions

映画レビュー

4.0 VHSとその時代

2025年9月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

興奮

知的

VHSビデオの誕生から現在に到るまでの盛衰の歴史を、クリエイターからコレクターまで多数の人々へのインタビューというか“語り”で綴っていくドキュメンタリー映画。

β(ベータ)との規格競争の勝利から始まって、ビデオ販売、レンタルビデオの登場、テレビの予約録画機能、アダルトビデオの登場、ビデオ映画(Vシネマ)の登場……うわー、懐かしー、の連発で、考えてみりゃちょうど僕はまさにVHS世代と言っていいだろう。登場する饒舌なコレクター(やクリエイター)たちのマニアックな変人ぶりも楽しいし、B級スプラッタ映画が大量に作られたとか、『初体験 リッジモント・ハイ』のフィービー・ケイツのトップレスヌードみたいな繰り返し巻き戻してコマ送りやスロー再生したところの映像に乱れた筋が入っちゃうとか、とにかく懐かしい。日本人インタビュイーも多数登場しており、VHS史に日本が深く関わっていたことがわかる(押井守が何言ってるのか聞き取りづらく、そこにも字幕が欲しかった・笑)。

まさにVHSというのは1つの文化であり、その文化史の映画だと言ってもいいだろう。ただ、僕は世代ドンピシャだからすごく懐かしいし面白いけど、もっと下の世代、今の若者たちにとってはどうなのかなあ? 僕がテレビとかラジオの歴史を見るようなもんなんだろうか? この映画でもVHSからDVD(やBlu-ray)へ、さらには物理的媒体を必要としない配信への流れまで押さえてあり、個別の作品を見れるor見れないという生殺与奪の権を配信する側が握る時代になった(購入しても配信が打ち切られると無くなってしまう)ことを嘆き危ぶむインタビュイーが多かった。ま、とにかく興味深くて面白い映画でした。

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バラージ

4.0 VHSの歴史を面白おかしく知れる教材(ただしエロシーンあり)

2022年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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といぼ:レビューが長い人

2.5 メディアの変遷

2021年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1970年代から始まったビデオカセットの世界、ベータとVHSの戦い、レンタルシステムの登場など、映画がぐっと身近なものになった。
DVDからブルーレイと変化してきたが、寿命は短く、ネットのストリーミングが取って代わることは必死で、テレビ放送も先は暗い。
私のような年寄はこんな時代を生きてきた。

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いやよセブン

4.0 あるあるだらけ。

2019年11月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

VHS黎明期からのストーリーも含め勉強になりました。

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土偶