インファナル・ディール 野蛮な正義

解説

犯罪組織に立ちむかう男たちの熱き戦いを、個性派俳優ウィレム・デフォー、「ドラッグストア・カウボーイ」のマット・ディロン、「山猫は眠らない」シリーズのトム・ベレンジャー共演で描いたクライムアクション。1983年、ルイジアナ州。街を牛耳る犯罪組織を倒すべく潜入捜査に乗りだしたベテラン刑事バド・カーターは、白人至上主義の元殺し屋ジェシーに目をつけ、逮捕する。幼い子どもと妻を持つジェシーは、終身刑を免れるため捜査への協力を承諾。犯罪組織のボスであるリュタンのもとに、スパイとして送りこまれるが……。監督は「処刑人」シリーズのプロデュースを手がけたクリス・ブリンカー。

2013年製作/104分/アメリカ
原題または英題:Bad Country

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0骨太な役者陣

2020年6月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

正統派な主人公を演じる時のデフォーはかなりの確率で存在感が薄くなるというか、クセのある脇役や悪役だからこその魅力が炸裂する役者。

変な口髭を蓄えたマット・ディロンに不安要素もあったが、本作の役所は渋くて格好良かった。

途中までトム・ベレンジャーだと気付かなくてビックリしたが、ラストのデフォーとの対面は「プラトーン」を意識してしまう。

単なるアクション映画と思いきや、渋い役者三人の起用が功を成し、骨太なクライムアクションとして良作の域に達している反面、地味なイメージが拭えないのが残念でもある。

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万年 東一

4.0よかった

2017年1月20日
Androidアプリから投稿

非常におもしろかった。もっと早く観賞していればよかった。
熱い叩き上げのベテラン刑事が、スパイとして組織に送り込んだ殺し屋の男との約束を守ルため、そして事件解決のため、奔走する。
よくある話かもしれないけど、その中でもよかったのでは……
パッケージから観るのを数年躊躇っていたのだが、それほど、パッケージで損している映画と言ってもいい。

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みみみ

3.5掘り出し物の骨太アクション!

2016年7月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

1983年、ルイジアナ。街を牛耳る巨大犯罪組織を壊滅すべく、刑事バドは刑の回避と家族の安全を条件に、逮捕した元殺し屋ジェシーをスパイとして組織に送り込む…。

他のサイトでも突っ込まれてる通り、某香港映画のような邦題とB級っぽい副題で株を下げてるが、中身はかなり見応えある骨太犯罪アクション。
犯罪モノ、刑事アクション、ハードボイルド、戦う熱い男たち…これらのキーワードに引っ掛かる方は必見!

話や設定は典型的だが、しっかりツボを抑えている。
片や正義の為、片や家族の為、あくまで“取り引き”として手を組む刑事と犯罪者。
考えは違えど目的は同じ、そんな男2人の間に…なんていちいち説明する必要も無い。
やがて犯罪組織のボスは刑事に内通者が居る事を嗅ぎ付け、ジェシーに始末を命じる。その時ジェシーは…?
そしてジェシーの家族にも魔の手が…!
男たちの怒りが爆発、それぞれのやり方でケジメを着ける。
クライマックスの銃撃シーンも白熱。
「処刑人」シリーズのプロデューサーのクリス・ブリンカーの初メガホンであり、遺作。

主人公の熱血刑事を、ウィレム・デフォーが熱演。
え? 刑事役じゃなくて犯罪者役だろうって? いえいえ、ちゃんと刑事です。
暴力捜査も厭わない決して真っ当な刑事じゃないが、その“ダーティ刑事”ぶりがハマってる。
ヒゲ面で何処か危険な雰囲気漂わせる元殺し屋役のマット・ディロン。
家族を愛し、組織に疑問を感じ…多分役柄的に一番美味しい。
犯罪組織のボス役にトム・べレンジャー。勿論デフォーとの絡みもあり、あの名作を思い出す。

南部独特の雰囲気と言うか掟と言うかそれもあるし、またキャストも失礼ながら集客が難しそうな面子故、日本未公開は致し方ない。
が、見逃すのは勿体無い。
掘り出し物!

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近大

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