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ビリー・ジョエルといえば、80年代が思い浮かぶ。「マイ・ライフ」、「オーネスティ」、「アップタウン・ガール」など、美メロで正統派ポップスってイメージ。若い頃のビリー・ジョエルは細くて髪の毛ふさふさで、繊細な雰囲気の好青年だった。長い時が経ち、ツルピカおじさん(失礼)になったけど、ピアノの腕は相変わらず素晴らしい。
ニューヨーク・メッツのホームである、シェイ・スタジアムでのライブを収録した映画。80年代を懐かしむつもりで観たが、ほとんど知らない曲だった。なんと、知ってるのは2曲だけ。自分はビリー・ジョエルのキャリアの、ほんの一部しか知らなかったんだなぁ。しかし、演奏が良かったので、すごく楽しめた。中でも、「グッドナイト・サイゴン」がすごく沁みた。
ゲストも豪華で、トニー・ベネットがすごい良かった。この時82歳だって。声も出てるし、歩くのも不自由ないし、笑顔かわいいし、もう最高。ポール・マッカートニーがステージに登場し、ビリー・ジョエルが「ホンモノだよ」と紹介する場面は笑った。ポール・マッカートニーのピアノで、5万5千人の観客が「レット・イット・ビー」を大合唱するなんて、感動の極みだし、音楽の力を見た。もう、「レット・イット・ビー」は、国歌ならぬ地球の歌だな。
バンドメンバーですごく目を引く人がいた。唯一の女性で、パーカッション、サックス、ギター、コーラスと、ひとりで何人分の仕事をこなしながら、明るく笑う人。クリスタル・タリエフェロ。朗らかでたくましく、なんと頼りがいがあるのだろう。彼女のことが大好きになってしまった。
野球場でのライブなので、「私を野球に連れてって」を選曲したり、ピアノに野球帽置いてあったり、野球テイストが感じられた。
セットリスト
Prelude/Angry Young Man
My Life
Movin Out
The Entertainer
Summer, Highland Falls
Everybody Loves You Now
Zanzibar
New York State of Mind
Allentown
The Ballad of Billy the Kid
She's Always A Woman
Goodnight Saigon
Miami 2017
Shameless
This is the Time
Keeping the Faith
Captain Jack
Lullabye
The River of Dreams〜A Hard Day's Night
We Didn't Start the Fire
You May Be Right
Scenes From an Italian Restaurant
Only the Good Die Young
I Saw Her Standing There
Take Me Out to the Ballgame〜Piano Man
Let It Be
BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。