「マダムの奮闘。」マダム・イン・ニューヨーク ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
マダムの奮闘。
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なるほど、こういうお話だったのか…と、まぁハッピーエンド?は
何となく期待していたものの、母国語主婦はこういう扱いをされる
のかと痛感。これ日本人だって同じことが言えるじゃないの。英語
が最大の苦手である日本人の主婦がどんだけ英語に精通している?
中高年オバサンが韓国語にハマっているのは何回か見ているけど~。
まぁ、夫が英国人ですなんていう奥さんはおいといて、このインド
で普通に主婦やっているお菓子作りが得意のお母さんが、ここまで
夫や娘にバカにされなきゃいかんのか?と冒頭で怒りが込み上げた。
誰のおかげで毎日仕事や生活が送れていると思ってるんだ!この野郎。
専業主婦の経験ある人は分かるだろうけど皆当たり前だと思われる。
しかしインド人って真面目なんだなぁ。わざわざ姪の結婚式で海外へ
行って遊んでくるのかと思いきや、お勉強に励んじゃうという姿勢!
(あの珈琲店員の態度も酷過ぎるけど)
夫や娘の鼻を明かそうという魂胆は分かるが、このお母さんとにかく
自分の自尊心を取り戻したい。誰も自分を認めてくれていないことへ
の自己承認欲求がピークを迎えてしまったわけだ。なんか切ないわ。
まぁ学校生活や同級生とのあれこれは定石通りでほのぼのと展開し、
いよいよ家族が到着合流してからがどうなるか…?になるんだけど
今作を観た後でもう一本よく似たインド映画を観たら、そちらでも
夫が妻をないがしろにしていた。なんか昔の日本家庭を見てる感じ。
(結婚後も相手を尊重しなきゃ。だからモラハラなんて言われるんだよ)
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