FLARE フレア

劇場公開日:

FLARE フレア

解説

10代から女優として活躍する福田麻由子が、大人の女性に挑戦した日仏合作のドラマ。売れない中年のフランス人写真家ジャン・オゾンは2度の結婚に失敗した後、活動拠点を東京に移すが、借金とアルコール漬けの自堕落な日々を続けていた。唯一のパトロンにも愛想を尽かされたある日、ジャンは家出少女の三井フレアと出会い、被写体として彼女に興味を抱く。虐待を繰り返す親のいる家には居場所もなく、ジャンの写真に感銘を受けたフレアは、彼のアトリエに迎え入れてもらうかわりに、無償でアシスタントとして働くことに。やがて借金を抱えたジャンのためにお金を作ろうと、隠れて援助交際を始めるが……。

2014年製作/94分/R15+/日本・フランス合作
配給:アイモーション
劇場公開日:2014年4月26日

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映画レビュー

2.5福田麻由子の半分

2023年12月3日
iPhoneアプリから投稿

観ていると玄里、広瀬アリス、山口紗弥加、谷村美月、加藤雅也、と出だしのC級感からするとありえないキャスティング、と思いきや2013年映画を2023年に観ているからの感覚。 つまらないのに最後まで一気に見てしまうのは今では演技力に定評のある役者陣と、人それぞれの答えが出るケムに巻くストーリーだからか。人の物語っぽいけど、人が作りし機械に翻弄される人たち、という箱ならこの作品を収納できそう。 福田麻由子はアンニュイな表情と笑顔のギャップが素晴らしいのだけど今回笑顔は封印していてもそのキャラの危うい存在感さえあり得るとなるのは彼女の力。 加えて印象的だったのは広瀬アリスの素が出たであろうボコられシーン。口から血反吐をベッと吐き出す姿の貫禄は見事。 不幸を感じたのは鍛えてあるとても綺麗な裸を晒したこと。 白夜行以来付きまとう印象を使いたかったのか、なんか映画レオンとナタリーポートマンの関係の様な状態なのにそれを強化する様なエピソード。フレアの生い立ちもほぼ白夜行というのはむしろ福田麻由子がそんなことでもしないといけない境遇だったのかと勘ぐりたくなるくらい。 この作品から10年後の今、福田麻由子さんは役者業を休んでいる。じぶん的には朝ドラスカーレット以来演技を見ていないけれど、"場"を作れる数少ない役者。いろいろなことに折り合いをつけて、また演技を観れたらいいとあらためて思った。

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うつつのつづき