繕い裁つ人のレビュー・感想・評価
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わからなくなるんじゃないかしら、本当に好きなものが。
映画「繕い裁つ人」(三島有紀子監督)から。
「しあわせのパン」「ぶどうのなみだ」に代表される、
三島有紀子監督らしい映画、という表現がピッタリの作品。(笑)
言い方を変えれば、作品の出来、不出来ではなく、
私のアンテナに引っかかる台詞が多い、ということ。
そんな中から選んだ、今回の一言は、
図書館で「服の本ばかり」選び、勉強している男性に、
洋装店の2代目店主・市江さんが、諭すように呟いた台詞。
「そんなにあったら、わからなくなるんじゃないかしら、
本当に好きなものが。」の一部。
服に関しても、専門の知識は、ある程度必要だし、
いろいろなジャンルの服を試してみたくなるのもわかる。
だけど、情報がありすぎて、あれもこれも・・と試していると、
本当に好きなものが見えなくなってしまうわよ、と理解した。
これは、私たちにも言える。
自分が一生続けたい、分野、ジャンルは見つかったけれど、
その中でも何をしたい、というものが見つからず、
とにかく関連書籍を読み漁るけれど、余計にわからなくなる。
「広く浅く」より「狭く深く」の方が、人生が豊かになるわよ、
そう教えられたようなフレーズだった。
残り少ない人生、もう雑学はいらない。
そろそろ、一つのことにに集中しようっと。
中谷美紀ファンと神戸生まれなのでなんとかみれたけど、どういうメッセ...
おしゃれをしたくなる
たんたんと 服を作る主人公の姿が良かった
服は自分を表現するもの
服への愛情が 主人公や まわりの人々をつなぎ笑顔になる
ほんわり 淡々とした作品でした
主人公の女性と 男性の関係がその後どうなるのか
気になります
ちょっと中谷美紀やり過ぎ?!
飛行機の中で観た邦画!
早送りできる訳ではないのでジックリ観たけれど内容は良い。
服が好きな私は、大事に良い服を着ることを改めて学ばせてもらいましたが、中谷美紀の演技がチョットやり過ぎな気がしてしまった。
でも頑固ババア役としては悪くないのかもしれませんが…
戸田恵子は良かったですね。亡くなったお爺ちゃんの服の変化も思い出すと胸がキュンとします。主人公がウェディングドレスを繕う所は…偶然あの障害者の妹と会うのも…まぁ運命とは、そーゆー偶然が重なって必然となり運命になるのでしょうね。
頑固の応用。
相変わらず現実離れした世界観が目立つ三島作品ながら、
今作は原作の効果もあるのだろうか、観辛さはなかった。
確かに夜会のシーンなどはキレイだけどエェ?っていう感は
否めないが、美しさとは浮世離れして何歩なのかもしれない。
いわゆる頑固洋裁職人の話なのだが、主人公・市江は祖母から
引き継いだ志で一点物のその人だけの洋服を作り続けてきた。
彼女の仕事に惚れこんだ百貨店の青年がブランド化を提案し、
毎日足繁く説得に通ってくるのだったが、市江は相手にせず。
そうこうしているうちに、彼は転勤、老舗の店も閉店となり、
市江の心にも変化が芽生え始めるが…。
お伽話感はあるがこういう頑固職人は多方面で活躍している。
物作りの職人さんといえば確かに一種の拘りを持つ人が多い。
ビジネスとオリジナルの鬩ぎ合いが生活力に反映されるのは
成功者とそこそこ者の違いなのかなぁと思うが、今作の市江
に至っては、ほとんど常連客に支えられているのが明らかで、
誰だって生活にさえ困らなければ好きな仕事をやっていたい。
ただ人間、時代が移り変わればどっかで風穴を開けてくれる
ような自身の変化を望んでいる面もあるんじゃないだろうか。
デザイナーたちがモデルしか着られないような新作を次々と
生み出すのだって、日本のJKが新しいファッションセンスを
世界に発信するのだって、やっぱりそれは活きている証しだと
思えるのだ。市江は祖母から受け継いだ遺志が自身の生きる術
と心得てきたが、その技ありきで自身を羽ばたかせることに
ようやく気付いた。それを気付かせてくれたのが青年とその妹
だという、漫画ならではのロマンティックでファンタジックな
展開に後半の仕事が心地良い。基本が確かなら応用もこなせる。
(自然光の美しさや道具の美しさ。あのミシン家にもあったなー)
ウェディングドレスにめをうばわれました。
静かに良かったです
最初は退屈かなーと思ってしまいましたが、どんどん作品に魅了されていきました。中谷さんの美しさ、衣装の美しさ、ストーリーの美しさ、、
洋服や物が安く、豊富で、手に入れやすい今の日本には大切な気持ちだよなーと思いました。
また、先代の想いを乗り越えて、自分のやりたいことを切り開く勇気と情熱、こういうの大事ですよねー
私もがんばろ!っていう気持ちにさせられます。
演出がうーん
神戸のロケや俳優、ストーリーは、良かったと思います。
普段は縁のない、洋裁の職人さんの事なので、題材としての魅力もありました。
但し、残念だったのは、神戸が舞台で、しかも地元密着の地元愛がテーマなのにセリフは標準語。グローバルな戦略で、海外受けを配慮したのだろうか。もし、そうだとしたら、標準語の字幕等を付ける画面構成を考えるなど、やりようはなかったのか。SF映画の宇宙人が日本語を喋っているような陳腐さを与えている。
また、個人的な好みではあるが、主人公の話し方が、登場の演技以外は無表情、独り言、つぶやき、セリフ棒読み的な演出だったのが嫌い。
TVドラマなどでもたまに見かける演出だが、作品をつまらなくするだけだと思う。この映画でもネガティブな印象を助長していると思う。
良作
神戸が舞台だったので
邦画ですね
女作者、という感じ。苦労して努力してる行き遅れ女に若い熱意あるイケメンが何度も来訪して技術を褒めちぎる。女もそれにだんだん感化されて、いいなと思い始めたところで、男が他の女性と楽しそうにしているのを見つける。実はそれは妹で。…はいはい、と思い冷めてしまった。
一着への手間をもっと見たかった。残念。
冒頭で見せた一人じゃ生きてけないどじなイチエが、繊細な高級作品を作るのなら面白かった。残念。
神戸を舞台にした映画というわけで、映画を見るとやっぱ神戸はいいねと...
全然つまらない
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