劇場公開日 2014年7月11日

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「爆笑したい方はコレ」怪しい彼女 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5爆笑したい方はコレ

2014年7月13日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

萌える

今作の監督から説明させていただくが、今作の監督は個人的に胸糞悪い映画生涯ベスト1のあの『トガニ 幼き瞳の告発』の〈ファン・ドンヒュク〉監督。

あの作品はとにかく救いがなくて重くて胸糞悪かったが、今作は毒舌もあるけど凄く楽しい作品。

まず、あの作品とのギャップが凄くてここまで笑える作品になっていたのはびっくり。

しかも、この監督は笑わせ方がとても上手い。

〈シム・ウンギョン〉の演技のおかげもあるが、若返った設定を上手く使っていて笑いにちゃんと変えていてカット割りも上手く、クスッと笑いよりも爆笑できる所が満載。

また、ネタもいろいろとあって整形まで笑いに変えている(笑)

特に、韓国ドラマの部分は爆笑必至は間違いない。

笑いだけじゃなく設定もふんだんに生かしていて、ただのコメディにはなっていなく、ちょっとしたサスペンス要素やラブストーリー、バンドのサクセスストーリーとてんこ盛り。さらに、テンポも崩していなくドラマも薄くなっていなくて見事だと思います。

韓国映画によくありがちな汚い部分はないので苦手な方にもオススメできる。

あくまで、ハートフルコメディなのでハッピーエンドは当たり前だが、最後は泣けて笑って気持ち良く帰れる、極上のエンターテインメント作品でした。

笑いは多くてドラマ部分がもうちょっとほしかったが、楽しめるので笑いたい方はぜひ今作をオススメです。

ちなみに、今作は観客動員数800万人を突破している作品で、こちらでいう『アナと雪の女王』並みに大ヒットしている作品です。

今作はミュージカルではないが歌があってかなり楽しかったが(この時に流れる映像がなかなかジーンとさせられる)、どこの国でも歌やミュージカルがある映画は好きなんですね。

とにかく、これからもこの監督と主演の子には期待します。

萌えポイント

主演の子も周りの人も可愛いくて美人だが、母親の息子の娘がキャラも含めてやられてしまいました(笑)

この国は整形なんて気にしない国なんだろうな…。〈ファン・ドンヒュク〉監督は韓国のありのままを描くし、否定もしない監督なのでやっぱり好きな監督です。

作品に向き合うゆき平