天の茶助のレビュー・感想・評価
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脚本が主題なのに、脚本があんまりでした。
劇場で観た
予告編が面白そうだったので、
トライしました。
原作未読です。
年間かなりの映画を観ますが、
SABU監督の作品は
観る機会がありませんでした。
天界で脚本家たちが、
地上に住む人々の人生の
シナリオを書いているという、
奇想天外な設定。
交通事故で亡くなる女の子を助けるために、
地上へ向かう主人公「茶助」のお話です。
映画はツジツマがすべて無視されています。
女の子や辛い人々を、
茶助が下界で助けていくのがさっぱり分からない。
単純に天界でシナリオを、
書き換えればいいじゃないかと(苦笑)
そもそもこの設定に、無理があったようですね。
前半のモノローグは
まぁ観れましたが、
中盤から転がる石のように
ストーリーがむちゃくちゃになります。
着地点もないまま、
御都合主義のストーリーが疾走。
人生が変っていくように変化させているのなら、
カタルシスをもって描いてもらいたかったです。
何でもありで自由にやるなら、
もはやシナリオではないですね。
意味のないバイオレンス描写に、
ゲロの多用に、
少しジャマな沖縄文化の表現もよく分かりません。
顔が白塗りの唐突な警官や
突然主人公がやくざになる展開には、
もはや中盤からは着いていけなかったです。
いったい
監督は何がやりたかったのでしょう?
脚本も書いているみたいだけど、
はちゃめちゃなストーリーで
評価されてきた人なのかな。
ぶち壊すなら、
石井聰亙監督のように
超絶に暴走して欲しいし、
脚本で唸らせるなら、
内田けんじ監督のような
天才肌を魅せて欲しい。
こういう類いはどっちつかずなら、
陳腐に見えて悲しくなりますね。
これもベルリン国際映画祭に
出しているみたいですか。
先日観た海街diaryのカンヌ出品といい、
邦画の恥だから今後検討して欲しい。
寺島進さんの力技な演技がちょっと不愉快でした。
エイプリルフールも好きじゃなかったし、
これから出演作は外そうかな。
伊勢谷さんは、
最近良作に恵まれないみたいですね。
存在感のある大好きな役者さんだから、
頑張って欲しいです。
久々に劇場で観た
松山ケンイチくんが素晴らしかっただけに、
とっても残念な時間でした。
今宵は辛口ですみません。
運命に立ち向かう勇気をくれる。超個性的な“天使”のストーリー。
【賛否両論チェック】
賛:決まりきった運命に逆らい、自分や周りの生きる道を切り開こうとする主人公の姿に、心打たれる。登場人物も個性的で、飽きずに観られる。
否:思いのほか、暴力シーンやグロシーンがある。急にスローモーションになったりなど、描写も好みが分かれそう。宗教色もやや強いか。
“脚本”という用意された人生に真っ向から抗い、人々を救うために孤軍奮闘する主人公の姿が、感動を誘います。そして、そんな彼の意外な過去が次第に明らかになったり、登場する出演者の皆さんもかなり豪華で個性的だったりするので、静かな世界観の割には、最後まで退屈せずに観ることが出来ます。個人的には、玉城ティナさん演じる“メチャ子”こと早乙女茶子が、個性が強くてステキです(笑)。
ただ、ヤクザや殺し屋が登場したり等、想像以上に暴力シーンがグロいシーンが多いほか、お話そのものは結構悲しい感じなので、
「思っていたものと違った・・・。」
と感じてしまう人もいるかと思います。
逆境や窮地に立たされた時、己の人生に立ち向かう勇気をくれる、そんな作品です。
原作、脚本の良さに加え、演技派のキャスト達 映画の世界に引き込まれ...
原作、脚本の良さに加え、演技派のキャスト達 映画の世界に引き込まれ、生きる事に元気をもらえるような作品
宣伝力の差か、観客が少ないのがちょつと残念
予告編は期待させるものでした
6月も残りわずか、この作品が上半期最後の鑑賞となりました。
人生はすべてシナリオが決まっている。自分の不用意な提案で不慮の死を遂げる事になる女性。彼女の運命を変えるために奮闘する主人公。
期待感いっぱいのストーリーですが、実際は映像美、芸術性の追求?の様な感じで眠くなります。また、時折出てくるショッキングなシーンや暴力シーンは本当に必要なのか?と思います。
もう少し感動できるかと思っていましたが見事に期待は裏切られてしまいました。
鑑賞後の爽快感、心温まる感動を求めるひとには不向きだと思います。
独特の世界
ストーリーがとてもユニークで、一人一人のキャラクターもしっかりしており、とても楽しめる映画でした。
松山さんの独特な演技は、この映画になくてはならないものでした(笑)
玉城ティナさんの土佐弁は、驚きとミスマッチ感が印象的です(笑)
いとさんの目の演技、素敵です。
沖縄の舞台が、また映画の独特な味を出しており、映画全体の味になっております。
オススメです。
原作既読
お久しぶりのSABU監督作、映画館でとなるとMONDAY以来だから10年以上前でしょうか。兎にも角にも邦画界で今では稀少となったオリジナル脚本で映画を制作している、制作できる監督ですね。SABU監督作の特徴としては、物語は結構強引に、芝居は役者冥利につきる感じで、そして、なにより疾走感を感じられる作風です。
というわけで、今作を鑑賞しました。まずは原作既読組としてはどうしても腑に落ちない設定の変更「舞台を沖縄に変更」に触れなければいけないでしょう。原作としては中野ブロードウェイとか吉祥寺位の都市の商店街が舞台になっているイメージだったんですが、沖縄に変更されていました。これがなぜ問題なのかというと、沖縄の必要性が全く感じられないどころか、沖縄が邪魔になっているんじゃないかとすら思えてきます。たまたまロケ地候補が沖縄なだけなのかも知れないですが、エイサー隊や沖縄のアーケード街を出した以上、死生観や価値観、文化など本土とは違う流れがある沖縄に特別な意味をもっているのかと勘ぐってしまいました。物語としては原作とほぼ同様ですが、沖縄の描写分、物語の尺が減ってますから、予想以上に「唐突」な印象です。ただ、そこを「疾走感」と捉える方もいると思います。今作で見直したのは主演、松山ケンイチ、今作では彼の実力如何では物語自体が成立しない難しい役を見事に演じきっています。昔の青二才な面影はどこへやら、完全に主演を張れ実力派俳優がいました。その昔、SABU監督と堤真一がそうであったようにSABU監督と松山ケンイチの相性の良さに、これからも期待せざるを得ないです。
試写会、また二度観賞したい
昨日、試写会観賞しました。このストーリーには適任俳優の松山さん、フィナーレの大野いとさんの魂の演技に感動しました。comicalな場面もあり、流石SABU監督、OFFIS北野らしさを感じた、とってもいい作品でした。また、観に行きます。
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