劇場公開日 2015年6月27日

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「運命に立ち向かう勇気をくれる。超個性的な“天使”のストーリー。」天の茶助 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0運命に立ち向かう勇気をくれる。超個性的な“天使”のストーリー。

2015年7月3日
PCから投稿

泣ける

悲しい

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:決まりきった運命に逆らい、自分や周りの生きる道を切り開こうとする主人公の姿に、心打たれる。登場人物も個性的で、飽きずに観られる。
否:思いのほか、暴力シーンやグロシーンがある。急にスローモーションになったりなど、描写も好みが分かれそう。宗教色もやや強いか。

 “脚本”という用意された人生に真っ向から抗い、人々を救うために孤軍奮闘する主人公の姿が、感動を誘います。そして、そんな彼の意外な過去が次第に明らかになったり、登場する出演者の皆さんもかなり豪華で個性的だったりするので、静かな世界観の割には、最後まで退屈せずに観ることが出来ます。個人的には、玉城ティナさん演じる“メチャ子”こと早乙女茶子が、個性が強くてステキです(笑)。
 ただ、ヤクザや殺し屋が登場したり等、想像以上に暴力シーンがグロいシーンが多いほか、お話そのものは結構悲しい感じなので、
「思っていたものと違った・・・。」
と感じてしまう人もいるかと思います。
 逆境や窮地に立たされた時、己の人生に立ち向かう勇気をくれる、そんな作品です。

映画コーディネーター・門倉カド