ターザン:REBORNのレビュー・感想・評価
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なにかと残念なことが重なるなぁ
字幕スーパー版2Dで鑑賞。
まずは、良かった点から。
・クリストフ・ヴァルツ、サミュエル・L.ジャクソンを配した効果的なキャスティング。「ジャンゴ」の夢よもう一度。これがこの映画を見たくなった動機の8割でしたが、さすがの名優たち、二人とも、歴史上の実在人物を自分の色に染めています。
・久しく語られていなかったターザンの物語を最新のVFXで迫力たっぷりに描く映像。「人間と会話しない」動物たちが効果的に演技しています。ターザンを陰影も加えて描いてあり、より現代的なヒーロー像を体現した映画。特に、象の群れと交流するシーンは出色の美しさ。
こんなものだと思います。
次に、不満な点ですが、
・前時代的、アメリカン・ヒーローである「ターザン」を大胆な解釈を施して現代に通じるスタイルに再構築したこと。これは賛否両論あると思いますが、私は迫力不足に感じました。野性味がまったく無かった。
・ストーリーがリアルな分、ターザンの異能力が全然リアルじゃなくなったこと。野生動物を従えて行軍するターザンは絵空事にしか思えない。彼らがターザンの味方をすることまでは理解できるとしても、なぜ積極的にターザンの敵に襲い掛かるのかという謎。
・野生動物も含めた、キャラクターが多牌で、悪役のヴァルツがかすんでしまったこと。彼が裏で企んでいた悪事はともかく、表向きは「愛妻ジェーンをさらった憎い男」という単純な図式で、ターザンの成し遂げたことがすごく個人的な動機に見えてしまう弱いストーリー。
・コンゴの文化または、アフリカの情動やスピリットをうまく表現した民族の祭り(素晴らしかった)をもっとフィーチャーして欲しかった。アクション・シーンに比重を置いた編集。美しく、幻想的なラブ・シーンもすぐ終わった。
・(これは映画の出来とは関係の無い部分なのですが)少なくとも宣伝を担当した映画のスタッフは猛省して欲しい、本編上映前の映画の予告編や、CFの構成。ちなみにこれでもかと差し込まれた「ジャングルブック」の予告は、こっちのほうが面白そうに思えたし、内容がかぶりまくりもいいところ、むしろジャングルブック公開後にターザンを公開したほうが、興行収入的には良かったんじゃないかと思えるほど。さらにはiPhoneで撮影したリアルな動画(カバが超迫力で泳いでいるヤツ)なんか、映画の前に見せちゃダメでしょう。
個人的な感想としては、このシリーズの続編を見たいとは思いませんでした。
2016.8.1
REBORNが紛らわしい
2022年7月23日
映画 #ターザン:REBORN (2016年)鑑賞
ターザンの続編として、アフリカに戻り悪い人間と戦います。CGを使い、爆発シーンもあり、ワニも出てきてますが、1番気になったのは主人公の声を桐谷健太さんが吹き替えたこと
合ってないと思います。悪い声ではないけど、主人公のイメージと違う
ターザンのその後のお話。 イギリスへ戻ったターザンがまた森に戻ると...
ターザンのその後のお話。
イギリスへ戻ったターザンがまた森に戻るという。
ゴリラや動物はCGのようで、リアルで対決シーンは迫力があった。
アクションも楽しめて良かったです。
密林駆ける・・・
「ハリー・ポッター」シリーズの
スタッフが揃った
デビッド・イェーツ監督作品
英国紳士(貴族)の
ジョン・クレイトンは
その妻アリスと海難事故に遭い
アフリカコンゴの
ジャングルの中で生活する中
息子ジョンが生まれる。
ある日、両親が
野生ゴリラに襲われるが
子育て中の雌ゴリラに救われ
深い密林の中で
ゴリラの兄弟と共に
育てられたジョンは
ターザンと名付けられ
超人的な体力や能力を持つ。
その後
英国紳士になったジョンが
妻とジャングルを救う為
戻る展開に・・・
ターザン演じる
アレクサンダーさんの
素晴らしい肉体美も
輝いていましたよ。
ヒロイン、ジェーンを演じる
マーゴット・ロビーさんの
美しさもGood。
常に前向き思考
プラス思考な行動力が良かったです。
音楽は、日本のロックバンド
Alexandros(アレキサンドロス)の
主題歌も印象的。
大自然の映像
動物達の感情も描かれていて
泣けてしまいました。
視覚効果も素晴らしかったです。
勧善懲悪!
原作がどういう話なのか気になるところ。
ハリウッド作品にはもってこいのストーリーだが
ターザンことジョン・クレイトンやジェーンの人間的魅力がいまひとつ伝わってこない。
あと、なぜ主人公の吹き替えに何の脈絡もない俳優を使うのだろうか?
間違いなく桐谷健太ではないと思う。
融和?
人種差別が社会問題化している中、この映画は「白人と黒人との融和」を謳っているようにも見える。
ベルギー国王によるコンゴ侵略のもとで行われた、圧政と虐殺。19世紀帝国主義のアフリカ。白人による黒人の隷属化。
この史実を題材にした映画だ。
「白人は確かに過去に悪いことをした。それは認めよう。だが、白人の中にも黒人解放を目指す人間もいる。だから融和しよう」と、メッセージを放っているのかもしれない。
しかし、悪役はあくまでベルギーだ。米英は民主主義的であり、黒人の味方であるかように描かれている。最強の帝国主義国家だった英国による当時の侵略には触れられていないし、米国内における差別や迫害の歴史にもも触れられていない。「白人」という漠然とした次元での黒人差別は認めているのだが、英米はあくまで正義の味方なのだ。
(※英語で製作された作品のため、英語圏の観客をターゲットにした映画だ。そのため観客が、自身を正義の味方であるようにして主人公に没入できる作品とするための策であるとは言える。そのようにして作品の人気、満足度=興業収入を維持しようとするものだ)
(※ベルギー現国王は、アフリカを侵略したレオポルド2世の家系である。レオポルド2世の姿を登場させ、あからさまに悪役に据えた場合、ベルギー王室との関係に軋轢をきたしかねないし、ベルギー国民からの映画に対する支持も得られにくい。そのためクリストフ・ワルツ演じる国王の部下個人を黒幕とすることで、白人を悪役としながらもベルギー王室および国民に対して好印象を保とうとしたのかもしれない。なおベルギーによるコンゴ侵略下で行われた残虐行為について、2020年、フィリップ国王が謝罪している。)
さらには、文化的・先進的黒人を、ターザンの上位に置くことで、白人による譲歩を見せている。ターザンは野蛮人で、彼に付き添う米国籍の黒人博士は文化的だ。
だが結局、劇中、黒人解放における主役的なはたらきを見せるのはターザンだ。しかも彼の生まれは英国貴族。金持ちで、容姿端麗、筋骨隆々、言語も堪能。
へり下った態度(黒人の下位に野蛮人ターザン=白人を置く)を見せながらも、結局ステレオタイプな「あこがれの白人」像を提示している。米国籍の黒人博士は付き従うだけ。
(なお、野蛮かつ文明的なターザンの二面性は、原作小説から設定されているものであるという)
典型的白人美女であるターザンの妻を添えて彼との双璧を成すことは、そのような白人主役的な雰囲気を強めはしないだろうか?
元来ターザンの原動力は野獣とのシンパシーに思える。この映画は黒人との融和(のつもり)という要素を盛り込んだために、「黒人部族との交流」という性質をターザンに付加することで、彼に奴隷解放のモチベーションを与えている。
そのためアフリカの部族を描かざるを得ず、ステレオタイプな黒人の、野蛮なイメージが強調されざるを得ない。
(魚キングのアクアマンのほうが、もっとターザンのイメージに近い。)
(ターザン=動物、という定着したイメージは、ディズニー映画による影響を強く受けすぎているだろうか?)
白人を黒人よりもあえて下位に置きながら、問題解決においては白人に活躍させる…これはどこか『グリーンブック』にも似ている。
「このくらいの譲歩はする。多少は黒人にへり下るから、主役でいさせてくれ…」
譲れないプライドを見るようだ。これを融和と呼ぶのだろうか。
ターザンという素材を映画化するにあたり、なんとなく政治的・社会的なメッセージを盛り込もうとしたか、あるいはポリティカルコレクティブな映画製作の姿勢を示すため、このような物語になったのかも知れないが、かえって白人が確立してきた優位を保つ結果になってはいないだろうか。
COOL
美しい妻を持つクールなターザンが、カッコいい。
クオリティの高い映像はさすがハリポタとファンタビシリーズを手掛けるデビッド・イェーツ監督だと思いました。
ストーリー展開もターザンという設定が存分にいかされていてとても面白かったです!
ターザンもの
今まで観てこなかったのだけど、アレクサンダーの評判が良いようなので、視聴。
やはりいいわ、アレクサンダーさん。
あの肉体美!
ハミングバード・プロジェクトとは正反対な役で(や、あれはあれで良かったけどね)、なんでも出来る俳優さんなのね。血筋は争えない?
後からついてくる学者?さん、現実あれは無理だろうけど、頑張っていたのが微笑ましい(笑)
アレクサンダーが演じるのは野生的なターザンではなく、やはり知的なターザンでした。
ターザン役はスウェーデンのデカイ俳優 マーゴット・ロビーが小さくうんと可愛くみえるので、星🌟ひとつおまけ
1884年欧米列強はベルリンにおいてアフリカの植民地配分を協議し、ベルギーのコンゴ植民地支配を認めた(ベルリン会議)。コンゴはいわば列強の緩衝地帯でもあったんだろう。ベルギー国王レオポルド二世は列強国の支配の及んでいないコンゴ盆地に目をつけ、部族長と協定を結ぶなど準備を進めていた。
映画のストーリーは新たな植民地獲得のための傭兵確保に多額の資金調達を要したが、借金返済のめどが立たず、国王は困窮していたことから始まる。ダイヤモンドの早急な収奪を側近ロムに命じた。そこへ立ち塞がるのが、ダイヤモンドの産地のオパールの部族の長ムボンザ(ジャイモン・フンスー)。ムボンザはダイヤモンドと引き換えにターザンを差し出せと。
ムボンザの息子はターザンに殺された。しかし、それはターザンの育ての母ゴリラをムボンザの息子が成人の儀礼でたまたま殺したからだった。
イングランドのグレイトン伯爵のジョン(アレクサンダー・スカルスガルド:身長194cm)は両親がアフリカのジャングルで命を落とし、ゴリラのカーラに育てられたターザンで、ジャングルの王だった。その妻、ジェーン(マーゴット・ロビー)はコンゴ駐在のアメリカ人学者の娘で、奥地の部族と家族同然の暮らしをするオテンバ娘。ふたりはジャングルで運命的な出会いを果たす。村の長はターザンを受け入れ、彼等は結ばれる。教育を施されてジョンはイングランドの貴族に返り咲いていた。しかし、レオポルド二世からのコンゴへの招待が届く。断るジョンにコンゴでのベルギーの略奪状況を視察に行きたいアメリカ黒人の外交官?のジョージ・ワシントン・ウィリアムズ(サミュエル・L・ジャクソン)が連れて行って貰いたいので、おだてたり、もっともらしいことを言って、コンゴ行きを説得。この時代に黒人の外交官やジャーナリストがいるわけないのにとつっこみたいのをぐっと我慢。里帰りしたいジェーンも加えて、コンゴの港についた3人は、なんと、行方をくらまし、コンゴ奥地の部族の村に歩いて行く。そこへ、ベルギー国王の懐刀の悪人ロム(クリストフ・ヴァルツ)たちが追い付き、村を襲い、ジョンを縄で縛り、生け捕りに。しかし、銃の使い手のウィリアムズに助けられジャングルへ。その間、悪人どもはジェーンや村人を人質にし、蒸気船で川を上り、ダイヤモンドの産地のオパールを目指す。当然、ジョンたちはこれを追う。
サミュエル・L・ジャクソンがジョンや部族の若者にいう台詞がどうもアメリカひいきで、ご都合主義に思える。
ベルギーの植民地支配をアメリカが阻止したみたいな終わりかた。
出てきた動物はゴリラ、ライオン、ダチョウ、ゾウ、カバ、ヌー、ワニ。あそこで、ヌーの大移動を使うとは。新しいね。ワニワニパニックはたいしたことありませんでした。
好きな場面はマーゴットが川に飛び込むシーン。映像がとくにきれいでした。カバの口のなかも鮮明でした。
タイトルなし
期待してなかったので余計に楽しめた。主演のアレクサンダー・スカルズガルドは野性味は無いが凄い筋肉。悪役クリストフ・ヴァルツ、コミカルながら頼れる味方サミュエル・L・ジャクソンが脇を固める。ラスト、バッファローなど動物を味方に集め、街ごと破壊、ワニを呼び出し敵を倒すのはやり過ぎ感があるがご愛嬌。ゴリラのCGは良くできていた。
スカルスガルドさんの肉体美。
人間の欲の為に犠牲になるのは自然と動物たち。
象牙はバンバン狩り動物達の命は二の次。
オパールの為ならなんでもするし
報酬や利益を優先する憎たらしい人間たち。
逞しく生きる姿と美しい景色が素敵です。
シンプルに深く考えずにみるのが1番。
幼馴染のライオンがお出迎えしてくれます。
妖精のように美しいスカルスガルドさんは見ものです。
スッキリ晴れ晴れ
新しいストーリーのターザンですが、脚本も構成も演技も、何よりCGの美しさも秀逸でした。子供騙しなのかとあんまり見る気はしなかったんだけど、コロナのせいで映画見まくり、アウトドア自粛なのでとうとうターザン。いやぁ全然子供騙しじゃなかった。大人も子供も楽しめるストーリーが雄大な自然の中で繰り広げれて素晴らしかった。お約束の叫び声もツタ渡りもあって、沢山の動物も観れて大満足。
アウトドアを満喫出来て良かった。お陰で気持ち晴れ晴れ。
脚本が酷い
いやほんとによくわからんし、酷い映画もあるもんだ。
友達を呼ぶ。
まあ、そうでしょうが、、、。
動物に助けさせたいんだろうけど、なんか違うだろう、、。
あれ、2万人の凄い兵士は?
え、帰るの?!笑
ああ、ワニも要らなかったね。
とにかく酷い。
何だこれは?
ちょっとよく分かりませんでした。
ターザンの元の話を理解してないといけないし、
それを思い出させる演出がスゴく分かりにくいし、
やってる事は元の話しと変わらないから、
ターザンの原作をシンプルにやればよかったのでは?
と思ってしまう。
俳優たちは良いのにもったいないなという印象。
見せ場のはずのジャングルを使ったアクションも
あまり良くなかったし、オチもまぁ…
一つだけ良かったのは、
今まで観たマーゴットロビーの中で
1番可愛いマーゴットロビーだったと言う事。
絵もキレイだし俳優もかっこいいターザン
アニメのイメージがあり、動物の味方だと思っていたらちょっと違って期待以上。
歴史的背景とフィクション、ヒューマンドラマが入ってて面白かった。
印象に残ってるのが、誇りなど知らなかったというセリフ。人間と動物の営みの違いだなぁと感じた。
【頑張れ!アレクサンダー・スカルスガルド 偉大な父を越えられるか!】
アレクサンダー・スカルスガルド扮するターザン:英国育ち:端正な顔立ち、見事な肉体美 を取り巻く豪華絢爛な俳優陣
・ターザンの妻ジェーン:マーゴット・ロビー
・ターザンの相棒ジョージ・ワシントン・ウィリアムス:サミュエル・L・ジャクソン
・敵役 レオン・ロム:クルストフ・ヴァルツ
だが、ストーリーは平板で、アレクサンダー・スカルスガルドは頑張ってはいたが、印象が薄かったなあ。
<偉大な父を乗越えられるか、アレクサンダー君。素養は十分にあるぞ!>
<2016年8月12日 劇場にて鑑賞>
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