「末期ガンで余命数ヶ月と宣告されたCIAエージェントが仕事を辞めて残...」ラストミッション よねさんの映画レビュー(感想・評価)
末期ガンで余命数ヶ月と宣告されたCIAエージェントが仕事を辞めて残...
末期ガンで余命数ヶ月と宣告されたCIAエージェントが仕事を辞めて残りの人生を家族と過ごそうとパリに戻るが、後輩のエージェントがまだ試験中の特効薬をエサにして先輩に仕事を依頼。家事の合間に銃撃、拷問、カーチェイスと大忙しに・・・というリュック・ベッソン印のユルいバカアクション。
『ターミネーター5』でファンをガッカリさせたMcGが監督なのが不安要素でしたが、やっぱりアクション演出がちっともヒネリがなくて凡庸。こんな話なら80分くらいでいいのにきっちり2時間近い尺なのでモタモタダラダラしていてもどかしいのなんの。ムダに色っぽい後輩が一体何の為にパリ駐在なのかもさっぱり解らないというか、とても仕事しているように見えないし。結局のところ見どころは全部予告で全部見せてしまっているというダメアクションのテンプレそのもの。
それでもケヴィン・コスナーによる『ボディガード』のパロディ一発芸はちょっと笑えたし、年頃の娘の言動にイチイチ振り回される辺りは高校生の娘を持つお父さん達にはあるある感バリバリでホロッとしました。これもあわよくば『96時間』みたいな人気シリーズにしたかったのかも知れませんが、まあ打ち止めですね。
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