カンチョリ オカンがくれた明日
劇場公開日:2014年5月17日
解説
「トキメキ☆成均館スキャンダル」でブレイクした若手俳優ユ・アイン主演で、病気の母を支えるため奮闘する若者と、認知症を患いながらも天真爛漫な母のコミカルで心温まる絆を描いたハートウォーミングドラマ。ぶっきらぼうだが情にあついカン・チョルは、病気で認知症の母スニの面倒を見ながら、釜山港で黙々と働いていた。ソウルからやってきた自由人スジと出会ったことがきっかけで、カン・チョルは外の世界へ出る夢を抱き始めるが、そんな時に母の容体が悪化。さらには、幼なじみが危険な儲け話に巻き込まれてしまう。母スニ役は、ドラマ「冬のソナタ」や映画「マイ・ブラザー」「10人の泥棒たち」で知られるベテラン女優のキム・ヘスク。
2013年製作/108分/韓国
原題:Kang-chul-i
配給:CJ Entertainment Japan
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2016年12月20日
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鑑賞方法:DVD/BD
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認知症を患う母と世話をする息子。湿っぽくならず、ユーモアを交えて描く。
日本では「ペコロスの母に会いに行く」という人情味たっぷりの秀作があったが、韓国が作ると一味違う。
お国柄か、韓国裏社会要素が絡む。
主人公の青年の友人が韓国ヤクザの下っ端で、図らずも裏社会に関わる事に。
その友人の連帯保証人になってしまい、アブナイ仕事をやらされる。
ゴロツキや暴力やアクション要素も。ついでに、明らかな韓国人が頑張って日本人ヤクザを演じ、カタコト日本語を喋って日本語の字幕も出る。
韓国サスペンスとしては非常に緩いが、それは仕方ない。本筋は母子愛のドラマ。
認知症を患いながらも天真爛漫な母と、母の前では常に笑顔を絶やさない息子。
金が無くて貧困に喘いでも、コネが無くて頼れる人が居なくても、母には息子が、息子には母が居る。
必死に真面目に生きてきたのに、不運が重なる。韓国ヤクザとの関与、母の症状の悪化。
それでも、ある言葉だけは言いたくない。本当はそうであっても。
“つ”“ら”“い”。
終盤、主人公の身に重大な事態が。
そして見終わって分かったサブ邦題の意味。
オカンが自分を生んでくれた…という意味ではなかったんだね。
痛々しさと切なさも感じたが、余韻の残る感動的な締め括り。
主人公の傍らには苦楽を共に出来そうな存在(女性)が。
オカンはもう居ない。が、オカンがくれた人生を生きていく。
【賛否両論チェック】
賛:笑えるシーンと凄惨なシーン、泣けるシーンなど、喜怒哀楽の全てを体感出来る映画。
否:出来すぎな終わり方には、好き嫌いが分かれそうなところ。日本語で出てくる台詞がどこかぎこちないのも、ご愛敬か。
さすが韓国映画。母と息子の切ない関係や、偶然出逢った2人の恋模様、そして命をかけた男達の立ち回りなど、喜怒哀楽いろんな感情を楽しめます。若干ご都合主義な終わり方も、韓流好きな方にはまたイイ感じですね。
八方塞がりで、思わず汚い言葉を吐くチョルに、スジが、
「こういう時は、もっと洗練された言葉を使うの。“つ”“ら”“い”って。」
っていう台詞がステキすぎます。日常に疲れた方に、ふとした幸せを思い出させてくれる作品です。
2014年5月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ホンワカしたポスターと予告にいい意味でダマされました。メルヘンあり、バイオレンスあり、親子愛あり、友情あり。懐かしいけど古臭くない、ドロドロだけど爽やかな映画でした。
2014年5月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
徘徊する母親に声かける息子。優しくて、母親を大事にしていることがよく分かる。
母親も良いことあるよって、天真爛漫な笑顔の素敵なこと。
後半のヤクザがらみのアクションにはびっくりしましたけど。