「アメリカ映画界のさり気ない凄味」パッセンジャー 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ映画界のさり気ない凄味
どこかの科学万博で、100年後にはこんな明るい未来が実現します、と見せられたかのような夢のある宇宙船と映像の数々。インターステラーやオデッセイもそうでしたが、最先端の科学的知見に基づけば、理論的には実現できるかもしれないこと、起こり得るかもしれないことをそれなりの説得力を持って映像化できるアメリカ映画界の底力とそこに携わる人材の厚みに圧倒されました。科学やデザインやフアッションやゲームや心理学的要素までさりげなく描かれているけど、お粗末なモノはありません。
ドラマとしての奥深さにあまりこだわらなければ、贅沢な映像体験として、とても見応えのある作品だと思います。
(一番の贅沢といえば、沖田艦長ばりのあごひげアンディ・ガルシアかな(^。^))
コメントする