ブレイン・ゲームのレビュー・感想・評価
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死に設定と不鮮明な主題、ニコラス・ケイジのNEXTを思い出した
あまり期待しないでセブンとかそれ系の作品だと思って視聴 まぁ映像表現はなかなか見応えもあるので、映画としてはそこそこのクオリティ ただ主人公の能力は明らかに過剰な設定、活かしきれていないし それは流石に超常能力だろう、というような表現もあっていただけない ニコラス・ケイジのNEXTのような展開もあり、戦闘に緊張感が感じられない テーマ性が有るようで無い、死のソフトランディングとハードランディングを問うものでもないし・・・ 意欲的では有るが、まとめきれていない残念な内容
主人公は特殊能力者でない方がスリリングだったかも。
特殊能力を持ったプロファイラーが連続殺人事件に挑むが、相手も特殊能力を持っていることが分かり・・・という物語。 アンソニーホプキンスとコリンファレル共演のサイコサスペンス。 連続殺人、隠された理由、殺人者との対決、殺人者の意のままの結末。羊たちの沈黙とも、セブンとも言える内容でした。悪くはない内容だとは思いますが、個人的は厳しい評価です。 「特殊能力とサイコ殺人」という部分が上手く結び付かなかった、と言うのが最大の理由でしょうか。FBI側が特殊能力を持たないプロファイラー、と言う設定の方が、より緊迫感が増したように思えます。 主人公の特殊能力も、予知なのか読心術なのかサイコメトラーなのか、設定が今一微妙なのも腑に落ちませんでした。 最後に、やはりアンソニーホプキンスは、サイコ役の方が様になりますね。
安楽死といえばドクターキリコ。犯人が勝手に描く未来予想図はア・イ・シ・テ・ルの言葉の代わりじゃない!
元々は『セブン』(1995)の続編として考えられた企画。いやはや、アンソニー・ホプキンスが製作も務めるって段階で『羊たちの沈黙』のレクター博士にそりゃ似てくるでしょうよ。超能力者のみならず、医者でもあるってところで、白血病だったエマはどうだったんだろうな?とずっと疑問に思ってた。 コリン・ファレルも出演者としてクレジットされてるので、最初はFBIの捜査官なのか~、それにしては老けたな。と、ジェフリー・モーガンに似ているんじゃないかと感じてしまいました。実際に登場する後半では、かなり若作り。え、若すぎるやろ!などと、ちょっと落ちぶれた風のファレルを想像していただけにビックリ。そして、ホプキンスの相棒として活躍するアビー・コーニッシュも素敵でした。 時折挿入されるフラッシュバック映像がきれい過ぎる。と感じたのは前半部分。徐々に不明瞭でもやもやしてて、暗い映像ばっかりになったのも、最後の台詞にある「ずっと美しいものなんてない。いつかは老けていく」に被らせてたような気がします。十字架やらATTICUSという文字、そして螺旋階段の俯瞰図がとても印象的です。 安楽死にしても、患者が直接「殺してくれ」と頼むわけじゃなく、犯人が勝手に未来を予測してしまって、勝手に殺す。本人の意思とは無関係なんだけど、首の後ろにでかい釘を刺して即死させるところがニクイ演出。また、連続殺人を追う中で、全く無関係と思われる猟奇殺人事件も発生してしまうが、それも犯人の未来予想図に利用させて、手を下さずに新たな殺人を行うという超頭脳の持ち主だったとわかるのだ。この辺りは素晴らしい発想。 病気は末期がんやALSやHIV、そして精神疾患。ただ、やっぱり不治の病の患者には近親者の判断が必要だと思う。安楽死に関しても考えさせられるし、直後の未来を予知するスリリングな展開もなかなか良かった。犯人が言う「これに見覚えは?」のポーズは十字架を思わせるのだが、なんとなくマイケル・ジャクソンを思い出したことは秘密です・・・
同類の正体は最後に
アンソニー・ホプキンス主演ものに期待し観賞。まあスリリングな展開と謎解き、そして最後の結末まで、結構楽しめました。 アンソニー・ホプキンスの存在感健在という映画かな。過去と未来が見える能力を持つ人、実際にいたら恐ろしいけど。
これぞ究極の頭脳戦。能力者が下す決断に震える、至極のサスペンス!!
【賛否両論チェック】 賛:予知能力を持つ者同士の読み合いにハラハラさせられるのは勿論のこと、驚きの犯行動機やその是非、主人公の決断等、命の終え方について考えさせられる部分が多い。 否:謎解きの要素はあまりなし。かなりグロいシーンもあるので、苦手な人には向かないかも。終わり方も結構呆気なく、消化不良感が残る。 謎めいた猟奇殺人の捜査に協力する、予知能力を持つ主人公・ジョン。前半は、そんな彼が見たビジョンの断片がフラッシュバックされ、一体それがどんな意味を持っていくのか、観ていてハラハラさせられます。 そして中盤以降に明らかになっていく、同じ能力を持つ犯人の、驚がくの犯行動機。卓越した能力を持つ男・チャールズの、彼自身が持つ揺るがない信念には、果たして何が本当に正しい行いなのか、思わず考えさせられてしまうようです。 ただそれだけに、ラストは驚きこそありますが、やや呆気ない印象も受けてしまいます。何はともあれ、サスペンス好きにはオススメの作品といえそうです。
主役2人の演技を楽しむ多層的なサスペンス
アンソニー・ホプキンスとコリン・ファレルの達者な演技を楽しめるサイコ・サスペンス。
と書くと一見、アンソニー・ホプキンスが悪役のように思えるけど、実際はコリン・ファレルが犯人役をねっとりと演じている。
コリン・ファレルが出演することは映画のポスターなんかでも判っていて、しかし、なかなか登場しない。
こうなると、ああ、彼が犯人役なのね、と容易に想像できてしまう。仕方ないけど、もったいないね。
原題はsolace。慰め、癒しなどのほか、苦痛の緩和という意味がある。
本作のタイトルとしては、こちらのほうがまさにピッタリで、冒頭、タイトルロールのところでも、わざわざ字幕が出る。
劇中、「究極の愛には犠牲を伴う」というセリフが繰り返され、本作は、犯人を追うサスペンスとともに安楽死がテーマとなる。
という点では「ミリオンダラー・ベイビー」「海を飛ぶ夢」なんかを思い出すのだが、本作のミソは、そこに未来の予知という要素を加えたところ。
この映画に登場する超能力者たちは、親しい人や家族の未来まで見えてしまう。もちろん、死や病の苦しみといったことまで。
神ではない人間が、命に対して、どこまで行えるのか。
事件は解決するが、上記のような現代的な課題を余韻に残す。
本作はバディムービーとしても妙味があり、初めは反目していたが、やがて信頼関係を結ぶアビー・コーニッシュ演じる若き女性捜査官とアンソニー・ホプキンスのやり取りも楽しい。
ただし、サイコ・サスペンス、安楽死、超能力者、バディもの、家族など多層的なテーマを作品内で描き切っているかというと、不十分に感じられる。これらのテーマを描くのならば、アンソニー・ホプキンスとコリン・ファレルの対話以外になく、そう思えば、犯人役をもう少しじっくりと描いてくれたら、と思うところがある。
惜しい。
サァラァス
サイコメトラー同士のバトルからの、安楽死がテーマを、テレ東昼の番組的映像演出で過剰に訴える造りである。確かに伏線はドンドン回収されてゆき、そのスタイリッシュさは見事である。何気ない風景やBGM(プッチーニのラ・ボエーム)等を、主人公の医者の深層心理に全て表現させていくような映像効果は、上映中かたときも緊張感を緩ませくれない惹き付けだ。
ただ、やはり、アンソニー・ホプキンスが主役というのが疑問点なのだが。コリン・ファレルと逆だったのではないだろうか?いずれにせよ、今作品、映画館というより、ネット配信ドラマで放映する内容なのかもしれない。ラストの件も面白かったしね。女性刑事が結局殺されなかった件は、今イチ理解出来なかったのだが、答えが分る方がいらっしゃいましたら、教えてください、お願いします。
緊迫感
アンソニー・ホプキンス自身がプロデュースを手掛けただけあって、なかなかの緊迫感のある作品でした。超能力を題材とした映画は「そんな?」という場面が多いのが通例ですが、この作品はなかなか現実感も感じさせる良い作品だったと感じました。
超能力?スペック的な展開。
見通す能力。しかーし、自分の
死期もわかるのよねー。
やはり、未来は不確定で
見えない方が気が楽。
見えていいことある?
小石につまずかない、詐欺を
見破れる、安売りする前にそれを知る、
パチンコ、パチスロの出る台がわかる。
宝くじがわかる。そう、ギャンブルに
強くなって、ビフタネンみたいに
なって、最後は、トランプ大統領みたいに
なれる!
いいことかなあ?
それ?
やはり、わからなあ事はわからない。
知らない事は知らない、
当たらない物はあたらない、が
いいことかも。
考えすぎは、体に毒よねー。
FBIの女性の髪型、顔、雰囲気が
いかにもFBIぽくて、ちょっと笑けた。
いるよねーこういう人、映画に
でてくるわ、FBIぽくてびっくり。
まあまあだった
おじいちゃんのサイコメトラーとおじさんのサイコメトラーの戦いで、戦いそのものは銃などを使っていてよかった。悪人なんだけど言い訳がましくてすっきりしない。善悪など分けられるものではないのだと、そこがいいという人もいるかもしれないが、つまらなかった。
なかなかのスマッシュヒット!
たまにこういう拾いものに当たるから、映画行脚はやめられません。探偵も犯人も予知能力者同士と言う設定が面白く、相手の先回りをしてメッセージを送ってきたり、直近未来を読み取ってとっさに行動を変えたり、色々工夫があって面白かったです。未来が変わるカット割りなんか、監督の感覚の良さが感じられます。
絶対オススメのサイコスリラー!
名古屋では地味に中川コロナでの単館上映となったが、アンソニー・ホプキンスとコリン・ファレルの共演ということで見逃してはならんと… これが良くできたスリラーだった。 連続殺人事件を捜査するFBI捜査官(ジェフリー・ディーン・モーガン)とその相棒(アビー・コーニッシュ)は特殊な能力(過去や未来が見える)を持つホプキンスに協力を求める。しかし、容疑者のファレルは更に上の能力を持っていた… 後半はスピリチュアルでさえあり、まったく予断を許さない展開となった。素晴らしい! 特筆すべきはFBIの二人だ。モーガンはめちゃ渋かつた。コーニッシュは美人でスタイルが良くて、私も捕まえて欲しかった。 ちなみに2015年の作品とのこと。観れて良かった。
サイキックものだけど、
バカにしちゃいけないっていうか、アンソニー ホプキンス、ジェフリー モーガン、コリンファレルが演じていると重厚感が違います。観る人には、もし、病気で家族に死が迫っていたら、どう向き合うのか、問いかけているんだろうなと考えながらも、ドキドキを楽しみました。快楽ではない連続殺人鬼と対峙しながら、白血病でもがき苦しむ娘を安楽死させてしまっていたジョンが、自問自答しながら、犯人を追い詰めていたことが分かって複雑な気持ちになると同時に、この映画の原題が、なぜ、慰め なのか、考えさせられます。ジョンは、実は、娘の死後、長い間、隠遁生活を送っていたことで、実は葛藤しながらもがき苦しんでいたことが伺わされ、色んなピースが絡み合い面白い映画でした。
深淵な闇
助かる見込みがない人が激しい痛みに苦しみ、死ぬまで楽にしてやれないのなら、いっそ死を早めてでも苦しみを和らげてやりたい。という衝動を人類は誰でも持ち合わせている。 しかし、人は神ではない。神でない限り人が人の命を奪うという原罪への抑圧が、我々の内部で強烈に発動する。生の衝動と死の衝動の激烈な戦い。この「抑圧」こそが人類の特性だろう。 見ず知らずの者が苦しむ姿を幻視したサイコ野郎のコリンファレルと、愛娘が苦しむ姿に耐えられない父親のアンソニーホプキンスの眼差しに、果たして差異はあるのか。 とうてい結論の出ない「闇」に入っていかざるを得ないテーマである。
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