誘拐の掟のレビュー・感想・評価
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人を殺せば殺される。単純だが非情な“掟”。
【賛否両論チェック】
賛:凶悪犯にも臆せずに立ち向かっていく主人公が魅力的。決して強くはない主人公の人間らしさも印象に残る。
否:ストーリー自体は単純なので、予定調和感は否めない。グロシーンも多数あり。
常軌を逸した犯人達に、ひるむことなく正面から立ち向かっていく主人公の姿が、とてもカッコイイです。銃を突きつけられても微動だにせず、
「どうして怯えないんだ!?」
と言わせるシーンなんかは、非常に痛快です。
ただ、どうしても猟奇殺人犯が相手なので、直接的な表現は少ないものの、グロテスクなシーンは結構出てきますので、その辺りはご注意を。
展開そのものはかなりシンプルで、そこまでひねりが効いている感じでもありませんが、凶悪犯との鬼気迫る対決を、是非ご覧になってみて下さい。
ん〜微妙
期待の最強オヤジ、リーアムニーソンの最新作です。96時間みたいなハードなリーアムおじさんを期待すると、拍子抜けします。だからと言って、デビッド.フィンチャーの猟奇者名作、セブンほどの世界観も有りません。リーアム.ニーソンファンでもがっかりかな。時間潰しにどうぞ。
手錠の掟。
なぜこんな直近で二本もリーアム親父作品が公開されてんの?
なんて思ってしまうほど、私が観たシネコンでは「ラン~」と
一緒に公開されていた。さすがリーアム!でもこれ、窓口で
お年寄りがリーアム…なんて言ったら、どちらの作品ですか?
なんて言われちゃうよねぇ^^;どっちもアクションなんだし^^;
ただしかし、こちらはラン~とは非なる作品で、
ローレンス・ブロックの“マット・スカダー”シリーズの一編
「獣たちの墓」を映画化したハードボイルドサスペンスなのだ。
どちらかというとバンバン撃ちまくる親父路線ではなくて、
酔いどれ枯れ親父探偵が知恵を絞って犯人と対峙していくお話。
より男臭くて奥深い。ただしかしこれがGかと思うほどハード。
猟奇殺人を追う話なので目を覆いたくなる映像が多数。実際に
殺害現場や身体を見せずとも(セブンのように)感じさせる手法。
これが身震いするほど残虐的なので、女性陣は要注意。私でも
気持ち悪くなってしまうほど映像センスは秀逸で且つ恐ろしい。
でも、リーアム親父はカッコいい。御歳62歳が滲み出た男臭。
過去のトラウマを抱えつつサイコな犯人に立ち向かっていくが、
犯罪ミステリーとしての原作がかなり面白いのだろう、物語の
組立てがしっかりしているので全く飽きない。怖いけど見開く
自分の目が最後までリーアム目線を追いかける。一人、二人と
犠牲者が増え、早く、早く!と緊張感がどこまでも張り詰める。
かなり早い段階で犯人は判明してしまうが、一癖も二癖もある
この男達の描き方も凄い。犯罪を犯す目的が全く見えてこない。
だからサイコっていうんだな。ということを身に沁みて感じた。
(犯人繋いでその場を離れるのやめようよ。いつも思うんだけど)
映画「誘拐の掟」感想
探偵である男の贖罪の物語で、お話としては一般的な気がします。刺激的なシーンが多く、また誘拐犯との戦いはハラハラドキドキ。作品に出て来る小物(お酒、刃物等)は質感がとてもよく、全体的に暗いトーンで重厚感のある出来栄えです。
こういうの好き
ベタと言えばベタ。だがそれが良い。
近作だとトム・クルーズの「アウトロー」に感触が近かったかな。あちらも好き。
原作はシリーズものらしいので続編期待したいが、なかなかこの手の現代ハードボイルド物の続編映画は作られないですね。残念。
ps.この作品は吾妻ひでお「アル中病棟」を読んでおくと、より味わえるかも
古風な感じで面白い!
この映画には、昔ながらのサスペンス・ミステリーの要素があります。元警察官の主人公は、現役時代に学んだことや経験を生かして、私立探偵となって色々な仕事を請け負い、それらをこなしてきたプロフェッショナルです。そんな主人公は、誘拐事件の犯人探しの依頼を受けます。主人公の誘拐犯の探し方は、地道に証拠をかき集め、その証拠を元に犯人を追い詰めていく手法は、古風な感じでした。
なかなかスマート
アル中探偵マット・スカダー シリーズの一編。
近ごろ目を覆いたくなるような残虐シーンを露骨に描く映画が多いなか、この作品はとてもスマートなやり方で処理している。例えばオープニングのタイトルバックは美しい金髪女性のクローズアップだが、ベッドシーンかと思わせて、やがてそれが犯行中のシーンであることがわかる、とか。
リーアム・ニーソンいい線行ってる。が、もう少し弱さやダメさが見えた方がよかったと思う。
「800万の死にざま」もう一度見たくなった。
リーアム・ニーソンの演技や表情は素晴らしく観客を作品へと引き込む力...
リーアム・ニーソンの演技や表情は素晴らしく観客を作品へと引き込む力がありますね。ストーリーも理解し易くテンポ良く進んでいたと思います。作中に渦巻く狂気に恐怖心を掻き立てられました。
しかし最後まで重たく暗い印象が残りました。
楽しめた!
〇点
・俳優陣の演技力
・ストーリーの内容と尺があってる。
・頭を悩ませない程度のミステリー感。
・興奮
・冷酷
・音響、音楽
×点
・過去をひっぱりすぎでしょ
・TJの役ドコロ
・ラストの背景が空間とあってない。
最高にせつない
リーアム・ニーソンの最高傑作だと思う。誘拐犯の実体に迫る緊迫の事件モノかと思いきや、主人公の探偵の心の闇と再生のストーリーが明らかになっていき、その二つが交錯しながらラストへなだれ込む見事なミステリーだった。
いままでみたことない、リーアムがここにー。
冒頭シーンから引き込まれれる!いままでアクションスターというイメージが強かったが、そのイメージとは一味違うリーアムがここにいた!!!犯人との交渉、とくに最後の赤いコートの女の子を取り戻すために必死になったリーアムの姿はカッコイイ!!!!!!!!
十二の掟
私自身、久しぶりにこのようなサスペンス映画を観ました。
リーアム・ニーソンが出ているからというのが理由の一つになっていると思います。
結果として、本当に観て良かったです。
難しいように思えた今作でしたが、全然そんなことはなく
ただ脳を映画に任せれば、そのまま自分も映画に入っていっていきました。
なのでけっこう自分を見失っていました。笑
こんなに見入った作品は初めてです。
映画の中でも出てくる十二の掟。
プライベートでも大事な言葉ばかりで名言だと思います。
深く考えさせられる映画でした。
Gレーティングではないな・・・
“怒りのリーアム・ニーソン祭り”第二弾。
こちらのニーソンは探偵役だけあって基本、“頭脳”で闘う。従っていつものように敵をボコりまくるシーンは控えめ。それもあってかちょっとテンポが悪く感じた。
ただ、不利な立場にもかかわらず誘拐犯との交渉時も強気に押していく様は流石ニーソン先生、といった感じ。
あと、レーティングが「G」になってるが、正直「R15+」の『ラン・オールナイト』より全然陰惨だった。
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