「【”君に、我が子同様の愛を・・。”ある形での、元マフィアの初老のギャンブラーの男の贖罪を描く。今作が長編第1作とは思えないポール・トーマス・アンダーソン監督の、作品完成度の高さに驚いた作品。】」ハードエイト NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”君に、我が子同様の愛を・・。”ある形での、元マフィアの初老のギャンブラーの男の贖罪を描く。今作が長編第1作とは思えないポール・トーマス・アンダーソン監督の、作品完成度の高さに驚いた作品。】
■母親の葬式代6000$を稼ぐためにカジノに来たジョン(ジョン・C・ライリー)。
が、大負けして途方に暮れていたジョンは、通りかかった初老のギャンブラー・シドニー(フィリップ・ベイカー・ホール)に拾われ、カジノでのギャンブルの勝ち方を教わる。
2年後、一人前のギャンブラーとなったジョンは、ウエイトレスのクレメンタイン(グウィネス・パルトロー)と結ばれるが、彼女の行為が原因で窮地に追い込まれるが、シドニーの機知で二人の未来は開ける。
だが、ジョンの友人で”全てを知っていた”ジミー(サミュエル・L・ジャクソン)は、シドニーに”ジョンに全て話すぞ・・”とゆするが・・。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・序盤は、何故にシドニーがジョンに無償の献身をするのかが、謎であったが、途中でその理由が明らかになる。
・終始、冷静な初老のギャンブラーで元マフィアのシドニーを演じる、故、フィリップ・ベイカー・ホールの抑制した演技が、このフィルムノワール作品の品性を高めているのは、間違いない。
・シドニーは、ジョンとクレメンタインを逃がし、シドニーとジョンとの関係の秘密を知るジミーを撃ち殺す。
<ラスト、シドニーがジョンと初めて会った店で、一人珈琲を注文し、手首に近い部分のシャツに知が付いている事に気付き、そっと上着の袖で隠す。
今作が長編第1作とは思えない、ポール・トーマス・アンダーソン監督の気品あるフィルムノワールである。>
NOBUさん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
ポール・トーマス・アンダーソン監督、引退宣言されているのてすね。
お未だ若いので続けて頂きたいですよね。
本作と「 リコリス・ピザ 」しか観ていないのですが、「 ファントム・スレッド 」劇場で観れば良かった 😓
↓ コメント『 カブス 』( メジャーリーグ ⚾️ ⁈ )→ 『 カフス 』でした。すみません。