「ストーリーは、良くも悪くもないが、後半の演奏シーンは大変良い。」マエストロ! OKATOMOさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーは、良くも悪くもないが、後半の演奏シーンは大変良い。
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ストーリー的には、良くもなく悪くもない普通です。ただ、それは、私が原作コミックを読んでいない上、オーケストラや吹奏楽などについても無知だからかもしれません。他の方の感想で、多い「演奏シーンが良い」というのは納得で、クラシックに疎い私でも感動が伝わる良いシーンであり、「ゼロ・グラビティ」が3Dグラスをかけて、映画館で観ないとその良さが分からないように、家庭用テレビでブルーレイやDVDで本作品を再生してもその迫力がテレビのスピーカーで再現できるかと言えばそうではないので、そういう意味では、映画館で鑑賞向きの作品と言えます。演奏シーンで☆1つプラスの☆4つです。
個人的には、香坂真一(松坂桃李)の父と天童徹三郎(西田敏行)との関係と天童が真一の父に対して感じている感謝と懺悔の気持ちと、香坂真一本人と天童徹三郎との衝突しつつも互いに尊敬できる関係などを丁寧に描けばもっと良い作品になったと思います。
映画(というより演技)初出演のmiwaですが、彼女は女優ではなくミュージシャンなので、演技力を要求するのは無理があります。下手ではないとは思いますが、当然ながら女優の域には達していません。
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