紙の月のレビュー・感想・評価
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セクハラジジイとクズ孫、そしてそのクズ孫に貢ぎ続ける主人公は盗癖女...
セクハラジジイとクズ孫、そしてそのクズ孫に貢ぎ続ける主人公は盗癖女。この映画、やばい奴のオンパレード。一人、小林聡美のみカッコいい。
宮沢りえ演じる主人公、こんな特性を持つ女、本当にいるような気がします。そこが絶妙。失礼ながら原作者さんがそうなのかと。でなきゃこんな女、描けない、すごい。原作者さんが起こした実話かと思ってしまいました(笑)
どんどん堕ちていくドキドキ、いつバレるのかというスリル、いやー面白かった。ただ、ラストシーンは個人的には不要だったように思う。
我が街で撮られた作品、素晴らしいもので良かった。このクズっぷり、観る価値高し。
これはこれで
超薄っぺらな話かと思って倍速で見ていたら大失敗!
最後でガツンとやられました。
我が愛しき小林聡美さんのピリリと辛い役に負けない静かな静かな宮沢えりさん
誰が脚本だろう、他の作品も気になります。
喜ぶ人がいるから罪を犯す
単純に考えれば入り意欲のために理屈をこねて泥棒をする
最近じゃ善と悪が限りなく入り混じってダークグレーな話が多いですけどコレは真っ黒
ん〜〜〜 ちょっと苦手な作品でした。
残念!
どんどん置いていかれる感じ
残念ながら、主人公に全く共感できなかった側の人間です。
監督は好きなので最後まで観てしまいましたが、、、。
ずっと「彼女、大丈夫??」と思いながら観ていた。
明らかに何か大丈夫じゃない主人公が、なぜ大丈夫じゃないかの理由も特に作中で語られることもない。
そして最後も別に大丈夫になったわけじゃない。
ずっとふわふわしながら、自分で起こしたトラブルもふわふわ潜り抜けて、特段反省も後悔もする事もなくふわふわどっかに行っただけ。
高校生時代の彼女が必死に反論するシーンも、「私、幸せなんです。」と言われても、
お金財布から無くなってたお父さんは不幸せだっただろうね、としか思えなかった。
そもそもこの回想は何なんだろう。
"被告人は子供の頃からそういう傾向があったのです"みたいな、狡い裁判の証言みたいであまり心打たれない。
主人公について知りたいのはそこじゃ無い。
顔に傷のある男性を観ただけで、まるで
「あのときお金を送っていた男の子だ!」
と勘付くような最後のオチも寒い。
そんなこと現実的な確率で考えたらあり得るはずないのに、彼女は即座に自分のことに関連付ける。
どこまでも自分だけの世界で生きてる主人公なんだなあと思って呆れた。
なんで?
池松壮亮と宮沢りえが、たった3回の出会いでいきなりこんか状態になるか!?
その描写、プロセス不足の消化不良が、作品の最後まで引きずって見る事になる。
銀行の横領はさながら黒革の手帖をちょこっと捻った程度。
最後は海外逃亡でチャンチャンとは、、、
しかし窓口業務の女子行員のキャラパターンってこれしか無いのかね。
リアルすぎる作品
銀行の閉塞感や束縛感が妙にリアルに描かれている。。
宮沢りえの色気がまさにどハマリ役といった感じ、、
単なる横領犯の映画というよりも、自由とは何か?という哲学的なテーマを扱っているような、重い後味の残る映画。。
まぁ何よりも、、
大島優子が好きな私としては、不倫の事実が一番のグロッキーでした。。
一人で感傷に浸りたい時なんかには良い作品だと思います。。
引き込まれた
途中イライラすることはあったけど、それは登場人物のキャラがたってるからかと。そういう意味ではよくできた映画。とりあえず、アクションとかじゃないけど、ずっと目が離せなかった。
最初は全然共感できなかったけど、だんだん主人公の虚しさとかが伝わってきて、空っぽな幸せに逃げる気持ちを理解してくる。。
あとオススメは、旦那と一緒にみることは避けるべき。間違えても「宮沢リエの気持ち分かるわー」なんて旦那に言わないよーに(笑)
満たされない。
私は馬鹿だから、どんなに良い映画見てもドラマ見ても全部私には勿体無い、作品の価値がわからないのになんでいつも見てしまうんだろうと思います。
今回もロクな感想思いつかないけど、こわかった。恐ろしかった。満たされないことが。
根が貧乏なので、大金を使いたい。という願望がそもそも無いけれど、それでも、今年社会人になった私は学生の頃よりお金を使うようになった。
必死にバイトして将来の自分の為に溜め込んで我慢して我慢した中で少しの楽しみに使うお金はとてつもない幸せを感じた。今よりお金を使わなかったけれど、今よりずっと満たされてたな、って思った。
お金は人を狂わせる、自分の心が満たされないことにはどんなに積んだって意味も価値も無い。
私も徹夜したことがない。
ここから逃げ出して、窓から飛び出して、遠くまで走って行けたら楽しいことが起きるのかな、何か変われるのかな、って想像したりもしたけど、それを実現しようと思ったことは無かった。アホみたいに言う事聞いて、駄目なことはしないし、真面目に真っ当に生きてきて、お金を扱う仕事に就いた。
そういう私の人生は、とてもつまらなく思えるだろうし何が楽しくて生きてんの?って思われがち。
働き始めてから自分でも思うようになった。
何が言いたいのか分からなくなってきたけど、割れた窓を眺める隅さんが、今後、しあわせだな、って思うような生き方をして欲しいなって思った。
私は私が正しいと思う生き方をしたい。
隅さんはかっこいいと思ったから。
愛とは、自由とは、幸せとは。
与えることで得る幸せのためならなんだってする。
どうせ使わない偽物なら使ったって良い。
只々、自由に何も考えないで幸せだけを追い求める。
幸せこそが正義であり、偽物こそが悪である。
自由にしてみて初めて分かった。全部最初から偽物だった。いつか終わってしまう夢だった。
偽物だって良いじゃない、綺麗なんだから。の逆。
後半の台詞に考えさせられることが多くあった。
たくさんのことに向き合ってる作品だったと思う。
スローが上手く使われていたと思う。
主人公の幸せのあり方、正しさが子供の頃のままだったことで、起きたのが始まり。人間なら誰しもが持つ感情を理性がセーブできなかったらを上手く描かれていた。全体的に落ち着いた演技で話に集中できた。
主人公の対照を描くことで面白くなると分かった。
満たされず
「こんなはずじゃなかった。」
結婚しても満たされず、契約社員になっても仕事では満たされず、恋人ができても満たされず、お金があっても満たされず。
表向きは順調な人生の様でも、満たされていない人はいます。お金があって、恋人もいて、でも、もっともっと何でも欲しい。
案外、あまり色々持つことが出来ない人生の方が迷いがなくなるのかもしれません。梨花は、横領が出来る環境にいたから、横領してお金がもっと欲しくなった。つまり、出来るかもという「かも」が多い人ほど、人生がしんどくなるのかもしれませんね。
誰にでも起こりうること
リアル感のある演出、脚本。
少しだけの気持ちがエスカレートし、気付けば戻れなくなっている。
ことの大きさに差はあれど、こんなことは誰にでも起きていること。
お金には質があるのかも問いかける。
彼女がたどり着いたその先には何があったのか、想いを馳せる。
価値は自分で決めるもの
決して「ありがち」ではない事件が、リアルで生々しく、自然に撮られているところがすごいと思った。また、登場人物の性格が皆、単純でなく多面性を持つのが面白い。このリアリティによって、主人公の行動の意味をよく考えることができる。
私は、この罪は、彼女の安易な欲が原因ではないかと思った。他人に良く見られたいと思うことは普通にあることだけど、それは本当に大切なことなのか。
最初はつまらない人のように見えた小林聡美さんの役が、最後には一番格好良い人に見えた。彼女は、他人にどう見られるかということを気にしておらず、自分の価値観に従い行動していた。他人が決める自分の価値は、偽物に過ぎないのではないだろうか。
それなりに…
賛否両論すぎるレビューを読みましたが、そこまで酷い出来だとは思いませんでした。
ただ、宮沢りえは可愛いけどシワっぽくて、痩せ過ぎていて、リアルな主婦像を演じられていないように思いました。逆に池松壮亮は童顔過ぎて、大学生特有なチャラさが足りないような…。見た目年齢のギャップがあり過ぎて、お姉さんにはとても見えなかった(笑)。
ストーリーのありきたりさを批判してる人もいましたが、不倫は幸せになれないってテーマは伝えるべきでは?いちいちあるわ〜と思いながら話が進んでいくのに安心したからこそ(笑)、最後はどうなるなんだろうと考えながら見ました。
すごく真面目な方は拒絶反応しかないでしょうね。私は…どっちの思いもあります。困ってる人は助けたいし、学費が払えなくて大学行けないと言われたら、払う自信あります。
でもそれは、横領なんてしなくても困らない蓄えと安定している仕事があるから。お金がなければ、人に施したいなんて思っちゃいけないんです。
そんな風に色んなことを考えながら、他人と価値観をシェアしながら観るのが、この作品との正しい距離感ではないかと思いました。
所詮お金も紙でしょ。 お金の価値ってなんだろう、と思いながら見てい...
所詮お金も紙でしょ。
お金の価値ってなんだろう、と思いながら見ていた自分がいた。
最初のアプローチ、ホームの反対側にいるのに、なぜかこちらに降りてくる。
梨花からだったんだ、と。
夫の何がそこまで不満だったのか。そこまでなかったのかもしれない。でもないからこそ若い男に目がいったのか。
更衣室での大島優子との会話が横領の後押しをする。ちょっと借りただけなら、と思わすあの演技うまいなー。
笑わない先輩行員のじわじわと不正を見つけていく姿は金融機関のきっちりさをも感じた。そのくらいの校正さを求められるのが金融の世界なんやね。
そういえば、CMだか予告かでは捕まっているシーンがあったけど、結局そんな結末とは。逃げ続けるのだろうか。国際手配!?いろいろ想像していまった。
むかついた
なんだろう。すごいムカムカした。
梅澤さん嫌い。本当につまらない人間。
どれだけたいくつな人生を送ってきたんだろう。
どうして過度な貢ぎ方をしたんだろう。
小さい頃に人のお金を盗んではいけないってなぜ理解できなかったのか?
育て方の問題?
最後警察に捕まって欲しかったな。夫も帰ってきてボロボロになるのを期待してた
池松君がいい
池松君みたさで見た。
最初の調子にのってくる前の池松君が…
もう本当に素敵というかタイプというか大好きで
一人胸キュンしてたまらなかった。
(特にお金を断るシーン)
宮沢りえと同じく銀行に働く大島優子と小林さんがまた
なんともいえずよくて、宮沢りえ演じる梅澤さんの
中にいる心の声のように見えた。
この映画見る前は主婦が若い男と不倫して
それきっかけにお金に手をつけてどうしようもなくなる映画って
かんじかなーって思っていたけど、
梅澤さんは心から悪ってわけではないみたいだった。
それが幼少時代のエピソードでよくかかれているなと思った。
最後の異国で果物をかじるまなざしとか
なんだか強く生きていそうだなと思った。
また見てもいいかも。
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