リトル・フォレスト 冬・春のレビュー・感想・評価
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今回のほうが好きかも。
夏・秋も良かったが・・今回のほうがより良かった。私は好き。
冬の厳しさ・・すごく身に沁みる。でもいち子が淡々と作業しているのには感心する。
農作業メインで四季折々本当に素晴らしい映像。こんな生活送れるかっていったらたぶん無理。そこを見れただけで価値はある。
母も失踪?し・・孤独ではないか・・親友との食事。なんかほっこりする。
女同士の食事。会話もなんかナチュラルでいい。松岡さんと橋本さん・・仲良いだけに・・すごく今回もいい。
やがて・・春がきてーー。いち子もとうとう決心。
その微妙な心情もすごく共感できた。この生活がいつまで続くのか・・。
生きるということは繰り返すということ。
いち子の言葉が沁みた。
農作業と重ねて・・この言葉が沁みる。
いち子は来年のじゃがいもを植えなかった。
ここがなんかすごくリアルでいい。
自分の進むべき道を見直す。
もう戻ってはこないなのか・・?この生活に・・
ラストは延々と舞を踊るいち子。力強く。なんかたくましい。
この終わり方・・いい余韻。
今後のいち子・・どうなっていくのか・・。
ストーリーもさながら・・なんといっても料理や農作業シーン。
この延々と作って食べるのを見るのがなんか癒される。
何回も見たいなー。
夏・秋編と合わせてみた感想
早稲田松竹で夏・秋編と冬・春編を続けて観たので合わせてのレビュー。
四季に合わせての4部作だと思われるが、1本の映画だけては時間が足りなかったのかもしれない。言ってみれば4話完結ドラマみたいな感じかな。
厳しい自然の中で農作物を育てる大変さはよくわかった。本当に手間ひまかけるのだなぁと。そして主人公いち子が黙々とそれをやり続ける。全編通して橋下愛の語り、農作業、料理と食べる姿。ドラマは付け足しみたいなもの。
映画としてはかなり奇妙だけど、村の自然とそこで暮らすという姿を観るドキュメンタリー的要素がメインだと考えると、伝わってくるものはあった。
やはり橋下愛の存在感は素晴らしい。凛とした佇まいがこの映画にピッタリでした。松岡茉優もよかったです。
どうなんですかね。
夏・秋編と同時公開みたいな感じで見ました。
それはそれはとても美しい映画でした。
橋本愛ちゃんも美しくこの現場にとても似合っていたように思います。
こういう生活がしたくなる。それは確かにそんな映画でした。
画もビデオで撮っているのかとても生々しくてすごかった。
しかし、この映画の問題はひたすら作って食べてというそれを繰り返すだけの作品であるということです。
多少物語の展開上なのかドラマ部分を入れてきますが、この冬・春編はそれが多く、却ってこの映画の質を落している気がします。
それがなければ、飽きてしまいますがあっても問題。
ものすごく中途半端なつくりだったような。
あと春夏秋冬やるのだから、OPは全部同じカットでやってほしかった。
夏編かな?そこのOPがとてもよかった。
何かのオマージュかどこかで見た感じのOPでしたが、それでもすばらしかった。
つながったのは、最初の夏編と最後の春編のふたつだけ。
もっとやりようがあったんじゃないかなと思っています。
松岡
人間関係の描写はおまけであり、あくまで料理と風景と風習にスポットをあてた映画なのは間違いない。
母親のその後、結婚相手の詳細や馴れ初め、後輩への淡い感情など、掘り下げても良さそうな部分は結局置き去りで終わる。
でもどんなドラマよりも人間臭さが残り登場人物のキャラクターが立っているという不思議な感覚。
抜群のカメラワークと演出が、料理と自然と人物の美しさを際立たせ、それが望郷や身につまされるようなむず痒い思いを盛り上げる完璧な構成。
最後の神楽では思わず涙が込み上げてきた。
奇跡的に素晴らしい映画。
料理に癒されつつも身につまされる、厳しい自然の中で生きる大変さ。
【賛否両論チェック】
賛:ステキな料理に沢山出逢える作品。そんな中にも、大自然の中で生きていく大変さが如実に描かれている。
否:ざっくり言うと「ひたすら料理を作る映画」なので、興味がないと退屈極まりない。エンドロールが2回あるのも、ややしんどいか。
前作同様、美味しそうな料理が沢山紹介されるので、観た後にすっごくお腹が空きそうな映画です(笑)。ただ、決してそれだけではなく、大自然の中で暮らすことの厳しさや大変さ、そして本当の意味での喜び等がきっちりと集約されています。1つの作物を収穫するために、1年前から念入りに準備をしたりする様子なんかに、改めて「食べる」ことの尊さを感じさせられます。
是非とも、デートや家族サービスで食事をする直前なんかに、観ていただきたい作品です(笑)。
同じ手間暇をかけて作られている
収穫に感動。
去年8月に公開された「夏・秋」編に続く、「冬・春」編。
作りは変わらず、一作毎にエンドロールが入り冒頭解説も入る。
初めて観た時の驚きはもうないが、美味しそうな食材や料理が
並ぶのは同じ。本当にどれもこれも美味しそうで参ってしまう。
農作業や出入りの多い夏秋に比べ、雪深い冬はほとんど家の中。
従って前作に比べると若干面白さは減る。その分ドラマ性を深く
したのかと期待したが、ドラマの方も相変らず淡々としている。
主人公いち子の心の変遷を中心に、母親からの手紙(けっこう謎)
や友人達の意見・アドバイスを受けた彼女の田舎暮らしに対する
考え方がどう変わっていったかが、冬春の見どころとなっている。
主演の橋本愛はすっかり田舎に馴染んでおり、農作業や料理の
手際の良さ(実際に彼女がやっている)や格好なども完璧に近い。
親友キッコの松岡茉優は、奇しくも今TVドラマで同じような
役回りを演じている。どちらも似合ってるので観ていて面白い。
幼馴染役の三浦貴大をどの位置に持っていくのかと思っていたら
あら、そういうことに!?というラスト。意外かそれなりか^^;
更に母親の失踪理由が場面と手紙一部だけというのもどうなの~
などと、やはり今作はドラマ性より料理で勝負!となっている。
冒頭からお餅、納豆、小豆、ばっけ、山菜、つくし、ケーキ…
あぁ何なんだよ、このよだれの出るオンパレードは!素晴らしい。
何気ない素材の説明から保存法に料理法、小豆の収穫なんて初で
あんな風にできるのか!と感動してしまった。ホント勉強になる。
やはりこの作品は目で観る究極のレシピ本なんだろう。
(二人の女優の成長ドラマともいえる。今、絶賛売り出し中だしね)
欲まみれの世界から・・・・
生きるために食べる。食べるために作る。
「人に殺させて、その殺し方に文句をつけるやつ。」
確かに・・・多いよね!
私は? ギルティー(有罪)
「言葉は信じられない。でも私が体で感じたことは信じられる。」
「だから・・なんでも自分でやってみる。」
正しいよね!
私は?おんなじだ。
だから、慢性的に怪我もするし、失敗もする。心も折れる。
「私は逃げて小森にやってきた。」
かも知れないが・・・もう逃げてはいない!
生きること、生きているとはどういうことかに鋭く食込んだ作品。
影響され、昨日まで、トマトのタネ、ロールブーツ、調理用温度計(どぶろく風甘酒つくり用)など調達した。
それにしても・・・・橋本の愛ちゃん!
頑張ったね!偉いね!
合鴨の処理・解体って私は腰が引ける。
やらなければ鴨を食えなければやると思うが・・・
魚はどんなものでも、道具も揃ってるし裁くけど。
若い女性には・・・・・
5,60年前の稲のづくり作業も。さまになっていたよ。
美人だね!可愛いね!
四季折々の美しい風景、場面に溶け込んで・・・
負けないくらい美しく、かわいい!
思いっきりもいい人なんだろうね!
NHKドラマ・「ハードナッツ」で殻を破ったかと思ったけど・・
いい映画とようやく巡りあったと感じた。
無理なくハマッた感じがしたよ。
公式サイトで興味を持てたなら
心洗われる
空腹時に見たらお腹が鳴った(笑)
目からヨダレが出そう。
なぜ、こんなにも納豆が美しいのだろう。
今まで、いろんな画面で納豆を見てきたが、どれもネバっていた。
しかし、キレイな豆だ。
つくしがこれまで
あんなにも、愛おしくみえたものか?
そして、食べてみたいと思った。
本来なら、クチに入れない組合せでも、食べたくなるこの画はなんだろう。
この映画は多くの人に見てもらいたい、生きると食べるの映画だ。
松岡茉優ちゃん、お母さんに見えるから凄いオーラだ。撮影時、まだ10代だったのに!
食テロ映画指定
故郷での生活を通して自身を見つめ直す過程を描いた作品。
映画「リトル・フォレスト 夏・秋編」の続編。
日差しが照り生命力に溢れる「夏編」。
育てた作物を収穫する実りの「秋編」。
そして訪れる冬。
「冬編」では雪に囲まれ限定空間の中で生活を送るいち子が描かれ。
前編「夏・秋編」と比べると、よりいち子自身に焦点を当てた作りに。
単なる自然生活の礼賛作品、自然に囲まれた生活の紹介作品にはならず。
故郷での生活を通して自身を見つめ直す過程が丁寧に扱われ好感が持てました。
また前編に続き役者陣も良かった。
主人公いち子を演じる橋本愛。
外見は飄々としつつ内面で深く静かに考え悩む姿を好演。
四季を通して表情や雰囲気の明確な変化があり。
時間の経過に納得感がありました。
また親友キッコを演じる松岡茉優も良かった。
「オッ!?」という顔の愛らしさや怒った時の静かな怖さも良かったのですが。
何より橋本愛と仲が良さそうな雰囲気が良かった。
作中、二人で食事をする場面が多々ありますが。
互いに心を許しあっている雰囲気が滲み出ており。
親しい人との交流を描く上で適した配役だったと思います。
あと前編に続き食事は美味しそうでした。
故郷での生活を通して自身を見つめ直す過程を描いた本作。
橋本愛の好き嫌いで作品の印象が大分変わると思います。
橋本愛を毛嫌いしている方以外であれば。
オススメです。
時の流れを・・・・
期待通り
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