イン・ザ・ヒーローのレビュー・感想・評価
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お勧め!
あまり期待せずには見に行ったのですが、かなり楽しめましたよ。
何人かの演技にテレビ感覚の雑さがあったのは勿体ない気もしましたが、心に響くものもあり、自分も夢を諦めずに努力し続けてみようという思いが湧いてきました。
GODZILLAみたいな不自然な家族愛と違ってリアルな元夫婦のやりとりは共感を持てました。
また、最後のアクションシーン!
コレがまた、圧巻! るろうに剣心の特撮もふんだんに使ったアクションシーンも凄かったですが、この映画のアクションシーンは流石、東映って感じです。純粋な殺陣のシーンがたっぷりとあるのですが、全く飽きさせません。見応え十分です。
思わぬ拾いもの映画です。
不覚にも
爽快!快作!
夢はきっと叶えられる。勇気をもらえる渾身のアクション!!
【賛否両論チェック】
賛:「夢を信じて挑み続ける」というストレートなテーマを、分かりやすく体現。アクションも本格的で、ラスト20分の大立ち回りは一見の価値あり。
否:展開はややご都合主義か。若干の出来すぎ感が否めない。
まず何といっても、主人公のキャラクターが熱くてメッチャカッコイイです。他人の夢を笑わず、自らも夢を叶えるために努力を続ける姿に、心打たれます。劇中でもやりとりがありますが、確かに叶わない夢もあるかもしれない。それでも、誰かに夢を与えられる存在になろうと頑張る主人公が、ステキすぎます。
そして、ラストの100人斬りのアクションシーンは必見です。生身のアクションでしか出せない究極の迫力が、観る者を圧倒します。吉川晃司さんの主題歌も、内容に見事にマッチしていて、感動をより際立たせます。
夢に向かって頑張る全ての方に、是非ご覧になっていただきたい作品です。
スターにはなれなくとも、ヒーローにはなれる!
特撮でお馴染みスーツアクター。
特撮好きの自分にとっては、この秋、非常に楽しみにしていた一作。
期待に違わぬ熱血感動作であった!
特撮は彼らナシでは成り立たない。
子供たちがヒーローに憧れるのは、アクションが格好良いからだ。
それは全てスーツアクターの魅力と言っても過言ではない。
顔出しナシの功労者という意味では、ゴジラなどの着ぐるみ俳優も同じだ。
主人公・本城はいつか顔出しで映画に出演する事を夢見てスーツアクターを25年続けている。
本城と同じ夢を持っているスーツアクターは大勢居るだろう。
夢が叶ったと思いきや、スーツアクターをバカにしている生意気なガキにあっさり奪われる。
その悔しさは相当なものだが、ぐっと堪え、殺陣を指導する。
そんな彼に今度こそ本当に、ビッグ・チャンスが舞い込む。しかしそれは、命を落としかけない危険なスタントだった。
本城は様々な思いを胸に、スタントに挑む…!
この本城という人物に魅せられる。
ちょっとウザいけど、熱く、ストイックで、懐深い。
最初は反発し合っていた一ノ瀬との間に芽生える師弟関係にグッとくる。本城とスーツアクター仲間の絆にグッとくる。
稽古シーンは「ロッキー」、クライマックスのスタントシーンは「蒲田行進曲」のような感動を呼ぶ。
本城を、唐沢寿明が演じた時点でこの映画はもう勝ったも同然だ。
ご存知のように若い頃、スーツアクターだった唐沢寿明。
だからこそ、本城が夢を語るシーンは、本物の説得力がある。
クライマックスのスタント、殺陣は迫真。
唐沢寿明のハマり役などではない。唐沢寿明そのものなのだ。
年末、多くの主演男優賞を手にする事だろう。
改めてだが、唐沢寿明に惚れる。
俳優としてもさることながら、トーク番組に出れば芸人以上に笑わせ、いつぞやのバラエティー番組で「宝物は?」と聞かれ「山口智子」とサラリと言ってしまう格好良さ。
日本には、唐沢寿明という素晴らしい役者が居る!
今年は斬られ役にスポットを当てた「太秦ライムライト」もあった。
スーツアクターと同じく、脚光を浴びる事はほとんど無い。
が、彼らが映画を面白くしている。
今回たまたまスーツアクターが題材になったが、映画には他にも縁の下の力持ちが居る。
映画は総合芸術。誰一人欠けても映画は完成出来ない。
映画愛がある。
仲間との絆、友情がある。
家族愛もある。
そして、夢がある。
映画を愛する人、必見!
アクション最高!!
本気で仕事に取り組むって!
久々にほろっとさせられた日本映画
オススメです!
メタとベタが交錯する“今っぽい”娯楽映画
ヒーローものってダサいのかな?っていつから思い始めるのだろう。昔はあんなに夢中になってたのに。
この作品は映画好きにはメタにもベタにもなれる不思議なテイストがした。
ヒーローアクションものの舞台裏が描かれ、劇中劇が乱打されるのはいかにも“今っぽい”。ベタに映画に夢中になれない人にはそんな“引いた”視点が用意されている。その視点からは映画がこんなにも熱く作られているのかととても面白く見れる。
しかし、結局ハイライトは映画の王道である。アクションだ。見ていて興奮せずにはいられないクライマックスのアクションシーン。全てのメタを吹っ飛ばすほどの熱いシーンの連続。
ここに、東映のプライドを見た気がした。チャンバラもヒーローものも東映の伝統だ。
元気が無いと言われて久しい東映。しかしみんな東映の映画で家族で楽しんだじゃん。そんなセピア色の自分史まで掘り起こさせてくれたよ、あのアクションは。
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