劇場公開日 2014年9月6日

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「映画はやっぱりイイ!」イン・ザ・ヒーロー mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画はやっぱりイイ!

2014年9月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

いつも言うことだが、バックステージものはそれだけでポイントが高い。映画作りの裏側が覗けるのが楽しい。「喰女 クイメ」(三池崇史監督)でさえその点はポイントが高い。

スーツアクター。おそらく日本独特の職種だとおもうが、戦隊ものなどのスーツの中に入りアクションをするいわばスタントマンの発展系である。
スーツアクターの多くが、顔や名前が大スクリーンに映ることを夢見ていることを知った。
普通の俳優はスーツアクターにはなれないが、スーツアクターはいつでも俳優になれる。スーツアクターは専門職なのだから、その道を極めるのもありなのでは?

唐沢寿明や寺島進はスーツアクターの経験者で、いまやおしもおされもせぬ人気俳優になっているが、彼らの年齢でもスーツアクターをやっている人が現実におられるということだ。
また、彼らは僕と同年代。何も感じないというわけにはいかない。

物語の構造はあの「蒲田行進曲」(深作欣二監督)とそっくりで、目新しいものではないが、武正晴監督はそつのない演出で、きっちりと見せてくれる。できれば、最後の大殺陣はワンカットでやってほしかったところである。

ラストのラスト、スタンリー・チャン監督(イ・ジュンイク)の主張がおもしろい。イ・ジュンイクは現在、韓国映画監督協会の会長だそうだ。その主張もうなずける。

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mg599