「ラストはともかく、敢えて解き明かさない事が良い秀作」複製された男 chaocomspaceさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストはともかく、敢えて解き明かさない事が良い秀作
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ラストシーン。
そんなのはどうでも良い映画。
複製された男。
日本の題名じゃなく、あっちの題名はなんだろね。
まぁ、アダムはクソ男だし、紐かな?と思ったら道楽息子だった。
アンソニーが、最初にアダムに接近した時は瓜二つだったけど。
終盤は別人にしか見えなくなっていたのが面白かった。
つまり
人は外見と内面でその人であって、外見だけ似ていても内面が一致しなければ、それは別人とも言える。
最初のシーンの意味が、本当に終盤でわかるので、あっあれかーって感じです。
VODで観てる人なら、是非、最初の方から再生しなおしてみて下さい。
ネタバレありなのでネタバレするなら
アンソニーが瓜二つを見つけてしまったと母親に相談しにいくけど、母親は凄く不機嫌になる。
更に
話してもいないのに『三流役者と私の息子を一緒にしないで』とか言っちゃう。
それは
本来の息子アダムがしょうもない奴で、愛してはいるが、嫌ってもいる母親の想い。
だから
アンソニーを作ったんだろう。
と。
アンソニーは、その瞬間に全て悟ったんだろうなぁ。
自分が複製された人間であることを…。
終盤、アダムは、アンソニーの女と一発やりたいが為に、アンソニーをゆする。
アンソニーは分かっていたはずだ。
でも、アンソニーは受け入れた。
恐らく、彼女には、身体の関係以上の想いは無かったんだろう。
でも
誠実でないと言えばそうなる。
そこは、複製されても、アダムの複製といったところか?
そのうちラストシーンの意味合いも考えてれば見えてくるんだろうなぁ…
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