リトルプリンス 星の王子さまと私のレビュー・感想・評価
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大切なことはなにか、大人になるって…
オリジナルシナリオのリトルプリンスの大人版があったりと、とても面白い映画でした。
映画の後半では薔薇に再会できず、とても残念でした。愛は時間が経つと枯れてしまうのかと感じました…。
現代社会は忙しく、あっという間に時間が経ってしまいます。何が大切かを見失いやすいですが、自分にとって大切なものは何かを考えることが重要だと、改めて星の王子様という作品の強いメッセージを感じました。
星の王子ニューヨークみたいなところへ行く。 構成に難ありだが、心温まる名作。
とある街に引っ越してきた女の子が、かつて「星の王子さま」と出会ったことのある老飛行士との交流を通して本当に大切なものを見つけてゆくファンタジーアドベンチャー・アニメーション。
主人公の少女の声を演じるのは『トワイライト・サーガ』シリーズや『インターステラー』のマッケンジー・フォイ。
少女の母親の声を演じるのは『きみに読む物語』『アバウト・タイム 愛おしい時間について』のレイチェル・マクアダムス。
星の王子さまが世話をする美しいバラの声を演じるのは『インセプション』『ミッドナイト・イン・パリ』の、オスカー女優マリオン・コティヤール。
星の王子さまの友人であるキツネの声を演じるのは『スパイダーマン』シリーズや『猿の惑星:創世記』のジェームズ・フランコ。
星の王子さまが出会うヘビの声を演じるのは『ユージュアル・サスペクツ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の、オスカー俳優ベニチオ・デル・トロ。
ビジネスマンの下で用務員として働く男、ミスター・プリンスの声を演じるのは『ナイト ミュージアム』『ウォールフラワー』のポール・ラッド。
キツネの日本語吹き替えを務めるのは『嫌われ松子の一生』や『るろうに剣心』シリーズの伊勢谷友介。
ヘビの日本語吹き替えを務めるのは『冷静と情熱のあいだ』『謝罪の王様』の竹野内豊。
音楽は『ダークナイト』トリロジーや『インターステラー』の、巨匠ハンス・ジマー。
作家にして飛行士、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリが1943年に刊行した永遠の名作「星の王子さま」を映像化。
原作の物語をなぞりながら、その後の物語を描いている。
「星の王子さま」が原作となっているが、大部分はオリジナルストーリー。原作というよりも、原案と言った方が良いかも。
老人になった飛行士と、決められたルートを歩くことを強いられている少女の交流には目頭が熱くなった。
まぁ、この映画に限らず老人と子供の物語は大体泣けるんですが。
前半は少女と老飛行士の交流、後半は少女と大人になった星の王子との冒険が描かれる。
正直、前半のパートと後半のパートがうまく噛み合っておらず、別々の物語を二つ並べただけのようになってしまっている。
それぞれの物語は楽しかったので、もっと上手く二つの物語が繋がっていれば素晴らしかったと思う。そこは残念。
現代の時間軸ではCGアニメーション、「星の王子さま」の物語を語る時にはストップモーション・アニメで描かれている。
CGアニメーションも非常に高い水準で描かれていたが、やはりストップモーション・アニメのクオリティの高さが素晴らしい!この映像美で「星の王子さま」の物語を展開すれば、それはもう泣くしかないでしょう!
それだけに、後半になるとストップモーション・アニメが無くなるのが残念。
王子がかつての心を取り戻してからはストップモーション・アニメに変わるとか、そういう演出が欲しかった。
全てが管理され、心の自由を失っている現代社会を皮肉的に描き、目に見えないものにこそ大切なものがあると言う「星の王子さま」の哲学を肯定するという構成は真っ当だとは思うが、現代社会があまりにも暗いものとして強調されており、少し描き方がフェアではないと感じることもあり。
あと、老飛行士は完全にヤバい人ですよね。もう少し常識を持った人として描いた方が良かったのでは。
現代社会も童心を持った大人も両極端に描かれすぎているので、その辺りのバランスがもっと上手く取れていれば良かったのに…
いくつかの欠点はありますが、基本的には美しく楽しい、フランスらしい優雅さを持ったアニメーションであります。
子供だけでなく、大人にこそ観賞してもらいたい一作です。
老飛行士を演じた津川雅彦さんの演技が最高でした。
星の王子の原作が好き
ストップモーションのクオリティは勿論
3Dの光の表現、素敵な音楽などで演出した主人公がお爺さんと過ごす優しく美しいシーンはとても気に入りました
3Dでの原作のシーンも文字で読んだイメージそのままと思えるぐらい素晴らしく心が温まり気に入ってます
しかし、後半はそれはやって欲しくなかった観たくなかったと思うオリジナル要素が強く
とても残念でした、この作品がそういう前提でつくられた物だとちゃんと理解してますが、原作ファンにはあまりにもショックな描写があり他人の作品の後日談としてこういった作品を作るならここまでのオリジナル要素を入れないで欲しかったです・・・
数年後にまた見たいと思う。
原作が社会風刺を含んでいるので、自ずと映画の内容もそうなってきます。シンプルなストーリーなのに難解に感じてしまうのは大人になってしまったせいでしょうか、登場人物の陰に身直な友人や同僚等の顔が見えてしまい、いろいろと考えてしまう。(これは映画というより、原作に対しての印象かも)
前半は少女が本の内容を現実で追体験し、心を解きほぐしていくのですが、子供の心を忘れずに、そんな単純なメッセージのストーリーかと思いきや、子供心に従った飛行士の軽はずみな行動は騒動になり、少女は苦い経験をしてしまうハメに。世の中そんなにうまくいかないよね。
後半、少女の心の目で見た本当の世界。心象風景と一口に言ってしまうのは浅い見方かもしれませんが、そこに登場する王子は子供の頃を忘れてしまった私たち大人のメタファーかも。少女の導く姿が自分の過去へ目を向けさせてくれます。今の私はどうだろう、そんな自分の人生を振り返ったりしているとさらに頭が痛くなっていく。
ニート宣言をした王子様は本当に正しいのか、子供心に従った行動が周囲に迷惑をかけてしまう事への責任の取り方、ラスボスになったビジネスマンは本当に悪い大人なのか、そのビジネスマンが作ったシステムの恩恵を受けて暮らしている事も事実。それらに対しての答えは明確に提示されず、視聴者に託されているようにも感じた。
子供が見て楽しめる作品とはいえ、大人へ向けたテーマも織り込まれている。(そもそも原作がそういう作品ですからね)
数年後見たらまた印象は変わってくるでしょう、その頃は今よりマシな大人になっていたい、そう思わせてくれる作品です。
とても素晴らしい映画ですが、やはり原作を読んでからの方がいいでしょう、そのため星は4つにさせて頂きました。
肝心なものは目に見えない
作品というものは、(そして人生もまた、)見えているもの、見せているものだけが全てではない。むしろ見えていない部分こそ価値があるのかもしれないとようやく思えるようになってきた。
このメッセージは、様々な作者が様々な作品で繰り返し語る重要なメッセージなのだが、本家はここにあったのかもしれない。
内面や内容物を、適したパッケージに入れることも大事だ。器も大事。外見だけで判断してはいけないけれども。映画ではそのへんのことも描いている。ようは、器も内容物も両方大事だということだ。
この映画では、星の王子さまという有名な作品をストップモーションアニメと最新のCGグラフィックスとで、表現。ひとりの孤独な少女のひと夏の成長を描いてもいる。小学校低学年向きか。ナレーションが心地よい。
含むもの
複雑である。
手放しで受け入れられる程、俺は幸せな人生を送ってないんだと思う。
共感もするし、反発もするし、応援もしたい…。
児童文学とでもいうのだろうか?
随分前から、読まれている名作だ。
でも、俺は原本を知らない…どころか、読んだ記憶さえない。
アチラでは当たり前のように読まれているのだろうか?
結構、濃い内容だ。
狐は、警戒心が強く他人や隣人を現しているのであろう…時間を共にする事で、掛け替えのない誰かになっていく。
蛇は?
死、だろうか?
安息の眠りとも言われるけど、王子は死によって精神世界でバラとの再会を果たす事になるのだろうか?
この作品の極端な世界には、素敵な大人が一人も出てこない。
どころか、会社勤めは牢獄か何かに入れられたかのような描かれ方だ。
ああは、成りたくないと大部分の子供が思うんじゃなかろうか?
でも、大部分の子供は、ああいう境遇に置かれる事を余儀なくされる。
そして、子供はいつか大人へ成長する。
なんと不条理な世界観なのであろう…。
子供たちが、その不条理な世界から抜け出す方法は、描かれてはいないように思う。
強いて言うなら、好奇心を忘れるなと。
安全でも退屈な世界を受け入れたくないなら、変えていく情熱をもてという事かしら?
なんとも、複雑な感想で…そんな自分に同情したりしてる。
ただ…
アニメのクオリティはすこぶる高い。
現実世界、絵本の世界…温かい印象でまとまってる。
しょうじきガッカリ
とにかく始まりから終わりまで、面白くない。
5歳と11歳の息子2人連れて行きましたが、2人とも印象にすら残らないような作品と。
プリンスが掃除のバイト?あれはいるのかい?
飛行機で飛び出してからの世界?話飛びすぎ。
そこまで飛ぶならある程度予感が欲しい。
初めからもう少しファンタジー感ないとまとまりが悪くて子どもには難しいだろね
全然話についていけなかった。
リトルプリンス2D吹き替え版で鑑賞。
「星の王子さま」というのは知ってますが、話は全く知りません。
今まで観たことのない、独特なアニメーションの世界で、キャラクターはあんまり可愛くはありませんでしたけど、津川雅彦さんの声がなかなか良かったですね~
しかし、リトルプリンスの映画の感想としては、正直、つまらなかった!全然話についていけなかった。
街の全体もなんか地味だし、話が分かりにくい。
大人のアニメーション作品ですよ、これは。
納得できないのが、おじいさんが病に倒れた直後、主人公の女の子が星の王子さまを探しに行く為におじいさんの飛行機に乗って飛び立つのですが、どうしていきなりワケのわからない惑星(街っぽい場所)に到着したのか?(笑) 意味不明すぎます。
(他にも色々書きたいことはありますが、省きます)
CMを観て、面白そうと思ってたのですが、見事に裏切られました。
総じて、津川雅彦さんの安定感のある声と、独特なアニメーションだけが非常に良かったです。
あ~2時間ムダにしたなぁ~(^^;
じゅうぶん大人の映画。哲学だ。
日本語吹き替え版を見たけど、おじいさんも女の子も声優さんかと思うほど、違和感なくも自然でした。バラとキツネがきっと素人(声優の)かと思ったら、やはりでした。イメージ台無し。セリフが少なくて幸いでした。
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