「60年代スパイ映画イズム」コードネーム U.N.C.L.E. ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)
60年代スパイ映画イズム
敵を(うっかり)焼死させた直後のヘンリー・カヴィルの台詞が「俺の上着が燃えた」。他人の命より自分のスタイル!これ!これぞ60年代スパイ映画イズム!ガイ・リッチー特有の軽快なリズムと題材が噛み合ってひたすら楽しい!今年はスパイ映画がアツい!
いい意味で突き抜けるような面白さではないのもよかった(貶してません!)。そこまで60年代スパイ映画の感じを再現してみせるのか!と可笑しな喜びがあった。まあ原作『0011ナポレオン・ソロ』が初期『007』のフォロワーであることを考えれば当たり前?
ガイ・リッチーといえば『シャーロック・ホームズ』をロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウのやおい映画に仕立て上げたように『コードネーム U.N.C.L.E.』はヘンリー・カヴィルとアーミー・ハマーのやおい映画に仕立て上げた。だから男と女のキスシーンは直接描かない!
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