ジャージー・ボーイズのレビュー・感想・評価
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やっぱり観て良かった!
クリント作品で未だ観てなかった
ジャージーボーイズ
まぁミュージシャングループの王道よね。
結成、腐敗、解散、再会
だけど、それを観てて観客は腐敗せず
彼をどんどん好きになるように映すのが
クリントイーストウッドであり巨匠です。
やっぱり想像がついても、観終わると
観て良かったなぁと思わせる。
これはまるでマジシャンクラスだと思います。
借金の肩代わりするところも男前で素晴らしいけど
娘が家出して、ニューヨークで娘と会って
カフェで娘に言う。
集中しなきゃダメだ
辛い気持ちはわかる
世の中に分からせたいのに誰も気づいてくれない
だが状況は変わる
我慢強く努力を続けるんだ
クリント様のメッセージ受け取りました。
努力ができる人と、そうじゃない人がいる。
それも分かった上で、たしかにこの主人公は
凄いけど、それ以上に努力家だったことが分かる。
才能だけじゃダメだと言うことだろう。
やっぱり噛めば噛むほど味が出ます。
最後のフォーシーズンズのメンバーのインタビュー
そこで一番良かったのは、一番の瞬間は
一位を取ったことよりも何よりも4人で最初に
歌った時だったと言う主人公の言葉は素晴らしい。
人生は辛酸の連続、そこで幸せを感じ取れるか
感じ取る力があるか、なのかもしれない。
やはり音楽っていいなぁとも思える映画かも。
ちなみにこの映画を観るまで、フォーシーズンズも
Cant Take My Eyes Off Youが、この人だと
言うことも知りませんでした。知れて良かった!
四人四様
君の瞳に恋してる
フォーシーズンズが好きなら
スターの栄光と苦悩を描いている。
仕事のせいで家庭崩壊…とか、バンドに問題児がいて…といった内容で、
この手の映画は他にも多数あるけど、
それらと比べて突出しているとは感じなかった。
作品として全体的な完成度は高いものの、一方で良くも悪くも尖っていない。
曲や彼らが好きなら、物凄く楽しめるのかも。
20本目。エンディングまで楽しい。
今まで見た中で一番面白かった映画が、BSで放送されるということで、とても楽しみにしていた。
「フォー・シーズンズ」のメンバーの語りも交えながら話が進んでいくため、
一つ一つの場面・時でのメンバーの心情がとても分かりやすかった。
また、「君の瞳に恋してる」という曲の裏側には、ヴァリの娘の死が関わっていることを、2回目ながら初めて気づいた。
気づくまでは一般的な「ラブソング」なイメージだったが、
娘の死に直面した父親、ということを踏まえて歌詞を見ると、なんか鳥肌がたった。
もしかしたら、今はいない娘に向けて歌った曲かもしれないと思った。
エンディングは、まるでミュージカルを見ているかのようで、とても楽しいものだった。
「シェリー」のアカペラで始まり、急に曲調が変わってノリノリな感じだったから、
見ているこっちも、今にも踊り出したくなるくらい楽しい気持ちになった。
エンディングまで必見の映画です。
美学
男の美学を描かせたら一級作品しか作らないクリントイーストウッドのミュージカル映画。ニュージャージーの田舎からスターへとのし上がってくバンドの物語。
いまどき、家族の時間を犠牲にして夢を追いかけるなんてのは非現実的で不幸な人生を選ぶ無謀な選択だと思われるのが普通。それでも、無謀な人間になってしまうのが男というものなんだろう。
作中でさほど夢の中身が語られるわけではない。ある意味ではそれは映画の構成ミスとも取れそうなものだけど、そのあたりマイナスにならない力を持ってるのがイーストウッド美学。彼らが何を目指していたのかは分からなくとも、彼らがそれぞれに何かに執着し、葛藤し、生きたという事実がただカッコいい。
たぶん彼らがカッコいいのは、どんな経験も過去に追いやられるくらいまっすぐに生きて、未来へと向かいながら結局は自分の過去に戻っていってしまうからだと思う。ノスタルジックに過去に捉われるのはふつうあんまりカッコいいことだとは思われないけど、ほんとのところは、それだけ強い過去がなければ、まっすぐ進むことはなかなか難しい。どんな未来も過去につながってしまう彼らの永遠。もし単に上っていくだけの話だったら、どんなに人間模様が描かれて愛が溢れていてもドラマにはならなかった。描かれた自己愛や家族愛、兄弟愛が、彼ら特有の時間の巡りのなかで生み出されてるからこそ、彼らは苦しんでいてもカッコいいんだろう。
ふつう自分ではそういう時間の巡りには気がつかない。他人が何かの形で気づくことがほとんどだけど、同時にまたそもそも気づかれないことがほとんど。この物語に光を当てたクリントイーストウッドはやっぱ最高だと思う。
人生を歌う
大好きな映画
個人的には大好き。初めて観た時声に違和感が無くてビックリしました!✨
劇中流れる曲も、リリース順ってわけではなくて、その場面に合った歌詞の曲が使われているような気がして、流石だなぁと思いました〜
少しだけ長いような気もしたけど、スピード感もちゃんとあって、現在から振り返って若かりし頃の最高の状態になってから歌い出すってのもなんか良かったです。個性豊かなメンバーが面白かったし、なによりラスト役者さんたちの輝かしい表情を観て感動した。
イーストウッドは変わったのか?
評判どおり。
2014年度マイベスト!!!
クリント・イーストウッド監督のミュージカル映画・・
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